
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアはコロナ禍による影響に対処するための措置の一環として生活費手当を停止し付加価値税(VAT)を引き上げると、サウジアラビア通信社(SPA)が月曜に報じた。
「生活費手当は6月1日時点で停止され、付加価値税は7月1日時点で5%から15%に引き上げられる」とSPAは財務省の声明を引用して述べた。
モハメド・アル=ジャダーン財務大臣は、この二つの措置は原油価格の低迷とコロナウイルス危機より打ち砕かれた国家財政を強化するための取り組みの一環であると述べた。
アル・ジャダーンは先週、サウジアラビアはコロナウイルスのパンデミックと世界的な石油価格下落の二重の衝撃に対処するために「厳格で痛みを伴う措置」を取らなければならないと警告した。
「予算支出を大幅に削減しなければならない」とアル・ジャダーンは述べ、一部の政府プロジェクトは支出削減のために減速する可能性があると付け加えた。
「支出削減のためにこれまでに取られている現在の行動は十分ではなく、サウジ財政はより大きく制御することが必要となり、今後の道のりは長い」と大臣は述べた。
パンデミックは世界経済を破壊し、何百万人もの人々を失業させ、米国だけでも4月に2千万人以上の失業を報告している。
昨年12月に中国の武漢でコロナウイルスが初めて検出されて以来、COVID-19による世界の死者数は283,000人に増加し、月曜午前の時点で418万人以上が感染している。
サウジアラビアでは日曜の時点で感染者数が39,048人に増加し、うち現感染者27,345人、回復患者11,457人となっている。
保健省は日曜、全員外国人であった新たな死者7人を報告し、合計死者数は246人に増加した。