
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアにおける新型コロナ感染拡大措置が緩和され、同国内のモスクでは今週から金曜の礼拝が再開されるという。
イスラム省によると、メッカを除き、モスクは5月31日から6月20日まで毎週礼拝のために一般の入場が許されるようになるという。
イスラム省のSheikh Abdullatif bin Abdul Aziz bin Abdul Rahman Al-Asheikh大臣がモスクのスタッフに行った通達によると、窓やドアは常に開けておく必要があり、コーランのコピーは一時的に撤去されなければならないという。
「参拝者は2メートルの間隔を保ち、各列の間は空けなければならない」と、同氏は語った。
「また、常にマスクを着用し、礼拝マットを持参し、清めの儀式は自宅で行わなければならない」
イマームは、信者たちがモスクへ出入りする際は混雑しないようにし、15歳未満の子どもは入場できないようにしなければならない。
冷水器や飲食物の配布は禁止されており、歯を磨くためのお香やミスワックも禁止されている。モスク内のすべてのトイレと体を清める場所も閉鎖しなければならない。
この指示は、外出禁止令を緩和し、人々の移動を可能にするなどといった、サウジアラビアで出されたロックダウンを緩和させる他の発表に続くものだ。
モスクのスタッフへの通達によると、コーランを暗記するための教育プログラムやワークショップも、追って通知があるまでオンラインで続けるべきだという。
小規模なモスクは、礼拝開始15分前に開くことができ、終了後10分で閉じなければならない。
より混雑する大規模のモスクは、礼拝の20分前に開くことができ、終了後20分で閉じなければならず、説教は15分以上は続けられない。
ハッジとウムラの巡礼には、世界中から何百万人もの旅行者がやってくるが、同省によると、今後の通知があるまで、この巡礼は中断したままだという。