
アセール・バシュラヒール
ジェッダ:サウジアラビアは独自の食糧安全保障戦略によりCOVID-19に起因する世界的な食糧供給危機を乗り越えた、と同国の環境・水資源・農業省(MEWA)が発表した。
アブドゥッラフマン・アル=ファドリ環境・水資源・農業大臣は、「コロナウイルス流行が深刻な状況となり、世界レベルで食糧サプライチェーンが甚大な影響を受けたが、我が国は、食料・農業安全保障戦略の強靱さによって、これを乗り切ることができた」、と述べた。
同大臣は、国民の責任ある購買意識と王国への信頼が食糧供給の正常化に貢献したのだと賞賛した。
また、生産性の向上と効果的なマーケティングができた背景には、環境・水資源・農業省と民間セクターの努力と協力があった、と述べた。
「サウジアラビアは、サウジの農家への貸付額を2019年に19億サウジアラビア・リヤル(5億667万ドル)まで増額し、これがひいては農業部門の成功につながったと考えている。今日、王国の小麦・小麦粉の貯蔵能力は330万トン以上で中東最大だ。また、国際標準に照らしたレベルで消費者に応えることができる日次流通量を持つ信頼性の高い食品サプライチェーンもある。」
大臣によると、サウジアラビアは、多くの農水産物でこれまでになく高い自給率を記録している。ナツメヤシが125パーセント、野菜と鶏肉が60パーセント、魚類が55パーセント、卵が116パーセント、そして、牛乳では109パーセントとなっている。
サウジアラビアは、日曜、外出禁止解除の第3段階に入った。企業活動や人々の生活はロックダウン前の状態に戻ったが、それにより複数の当局が立入検査を行っている。
サウジアラビアのテレビ局Al-Ekhbariyaは、東部州の当局が理髪店や美容院のCOVID-19予防策の遵守を確認するため、585回の立入検査を実施した、と伝えた。
王国は、食料・農業安全保障戦略の強靱さによって、この危機を乗り切った。
サウジのアブドゥッラフマン・アル=ファドリ環境・水資源・農業大臣
リヤドでも同様の取り組みが行われた。当局はタクシー会社を監督し、車内での運転手と乗客の安全対策を確認した。映画館も再開したが、厳しい規制の下、観客数は制限されている。
月曜、サウジアラビアでは新たに40例のCOVID-19関連死が確認され、累計で1,307例となった。
新たな感染者3,393人が確認され、サウジアラビアでの患者数は161,005人となった。症状のある患者は54,523人で、そのうち2,045人が重症である。
保健省によると、新たな感染者のうち438人はリヤドで確認されており、ジェッダで388人、マッカでは269人が確認されている。
また、同省は4,045人の患者がコロナウイルスから回復し、回復者数は105,175人となったことを発表した。
サウジアラビアは、これまでに130万人以上にCOVID-19の検査を実施してきた。