
Rawan Radwan
ジッダ: マッカ市は、毎年恒例のハッジに参加する巡礼者を歓迎するために、再び門戸を開いている。だが、以前の年と比べて参加者はごくわずかにとどまる。
COVID-19の世界的な大流行の影響で、今年のハッジは約1,000人の巡礼者に制限されている。すべてサウジアラビア国内の在住者で、そのうち約700人が外国人である。
アラブ首長国連邦人でCOVID-19から回復した経験をもつAbdullah Al-Kathiriさんは、昨年、結婚式の予定と重なったために巡礼を延期した。「これまでの年に巡礼を行った多くの人から、大規模な人数であっても、常にスムーズに巡礼ができたと聞いています」と彼はいう。「今年は限られた人数の巡礼者しかいないので、どうなるか想像がつくでしょう。絶対に素晴らしい経験となるはずです」
ブルガリア出身のKhadijaさんは、今年のハッジに参加できると聞いたとき、涙を流したという。「彼らが受け入れてくれるとは思っていませんでした。今年のハッジはあらゆる面で特別なものになると確信しています」
カッシム在住のチュニジア人医師、Haifa Yousef Hamdoonさんもまた、参加できる人数が限られていたため、まさか自分が参加できるとは思っていなかった一人だ。「申請が承認されたときは大喜びでした。信じられない気持ちでした」と彼女はいう。
同じくカッシム地方在住で、スーダン人のMu’taz Mohamedさんは、自分や他の巡礼者の安全を確保し、無事に儀式を行うことができるようにするための予防的な衛生措置を称賛した。
到着手続きを終えた巡礼者たちは、ハッジとウムラ省の監督下にあるマッカの宿泊施設に連れて行かれた。巡礼者たちは7月30日に巡礼を開始するまでの4日間、そこで滞在する予定だ。