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サウジアラビア、対イラン武器禁輸延長を呼びかけ

サウジアラビアの国連大使は国連会議で、イランへの武器の禁輸措置の延長を求めた。(ファイル写真/SPA)
サウジアラビアの国連大使は国連会議で、イランへの武器の禁輸措置の延長を求めた。(ファイル写真/SPA)
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14 Aug 2020 01:08:56 GMT9
14 Aug 2020 01:08:56 GMT9
  • サウジアラビアは、中東地域の不安定化をもたらすイランの活動を阻止するよう国際的措置を呼びかけた
  • イランは国際憲章を無視してイエメン、イラク、シリア、レバノンの武装民兵に資金を提供している

アラブニュース

ドバイ:サウジアラビアの国連大使は木曜日の国連会議で、イランへの武器の禁輸措置の延長を求めた。サウジ国営報道機関が伝えた。

アブドゥル・アジズ・アル=ワセル大使は、ジュネーブで開催された会議で「イランは武器を密輸して民兵に供給しており、これにより地域の平安を乱している」と述べた。

アル=ワセル大使は、10月18日に解除される予定の対イラン武器禁輸の延長を求め、イランが武器を買うのを許せば地域におけるイランの敵対的な活動を増大させるだけだと述べた。

大使は、サウジ王国は中東地域の不安定化をもたらすイランの活動を阻止する国際的措置を支持することを強調した。

対イランの国際武器禁輸を解除すれば、中東において「破壊と荒廃」が増大し、紛争を生むことになると大使は述べた。

「国際社会は今後数時間のうちに重大かつ重要な日付を持つことになる。そしてそれが中東の人々の新たな未来を決めることになるだろう」と大使は述べた。「2つの道がある。国際的な平和と安全を維持または保護するか、それともイラン政権が地域の人々に対しより多くの犯罪や違反を犯す機会を与えるかのどちらかだ」

大使は、武装勢力グループへの武器の密輸は中東では依然として問題となっており、ミサイルなどの兵器が民間人や民間インフラを標的にするために使用されていると述べた。これらの攻撃はまた、国際経済のバックボーンである中東の航路を脅かし石油施設を標的としていることから、世界経済に重大な影響を及ぼすものだ、と大使は付け加えた。

アル=ワセル大使は、6月30日に提出された国連安全保障理事会報告書の結果に言及し、2019年にサウジアラビア東部のアブカイクとフライスの石油施設を標的とした攻撃、およびアブハ国際空港を標的とした巡航ミサイルと無人機ドローン攻撃にイラン政権が直接関与していたことを確認した。

報告書を読めば、サウジアラビア、アラブ地域、そして世界に対するイランの敵対的な意図について疑いの余地がないことは明らかだ、と大使は述べた。

現在のイラン体制は国際憲章や条約を無視してイエメン、イラク、シリア、レバノンの武装民兵に資金を提供している、とアル=ワセル大使は付け加えた。

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