
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアは、ヒズボラメンバーの1人が2005年のラフィク・ハリリ元首相の暗殺で有罪判決を受けた後、その他のヒズボラによる犯罪にも裁きを要求した。
同外務大臣はイランに支援されるレバノンの過激派武装集団と、その作戦部隊が行ったテロ行為で罰せられるべきだと述べた。
同省は「イランの政治体制が道具として使っているこの集団が行ったテロ行為から、レバノン、地域、世界を守ることの」重要性を強調した。
ヒズボラのメンバー、サリム・ジャミル・アヤシュ被告は、ハリリ元首相を殺害した爆撃への関与に連なる5件の容疑の共謀者として有罪判決を受けた。
その他の3人のヒズボラメンバーは、ハリリ元首相などを乗せた車列への攻撃に関与した容疑で無罪となった。この攻撃により、同首相を含む22人が殺害された。
ハリリ元首相の殺害はこの地域に衝撃を与え、レバノンを危機に追い込み、競合派閥は自らの地位を強化しようとした。
ハリリ元首相の息子で、首相も務めたサード氏は、この評決により、ヒズボラが張本人であることが明らかになったと述べた。