
ヘプシ・アルシャマリ
リヤド: 教育省が立ち上げた新しいプログラムにより、大学生らは起業家精神の世界をより深く知る機会を得ることになる。
同省のNasser Al-Aqeeli研究・イノベーション担当副大臣によると、モバイル・イノベーション研究所の取り組みは、起業家精神やイノベーション、スタートアップ企業についてサウジアラビアの大学生らの意識を高めることを目的としている。
「この取り組みは、14の大学の学生に『Design Thinking for Innovation』(「イノベーションのためのデザイン思考」)を導入する機会となります。オンラインで利用できるようになれば、より多くの学生や大学がこのプログラムにアクセスできるようになります」と副大臣は述べた。
教育省の研究・イノベーション部署は、研究、イノベーション、起業家精神のプログラムの評価を行い、機会や課題、リスクを特定し、規制に関する提案を行う。また、同部署は研究、イノベーション、起業家精神に関する技術を教育機関に定着させるため、大学が研究戦略を立案し、それらを実施するのに対し支援を提供する。
さらに同省は、学生や教職員のイノベーションや起業文化の意識高めるため、テックスターズやグーグルとの共同により、「団結してコロナと戦おう」をテーマとしたオンライン上のグローバルスタートアップ・チャレンジを立ち上げている。
このイベントには男女合わせて800人以上が参加し、一般参加者が革新的な技術を開発できる機会となった。
また、今回のイベントは、3日間に渡り開催されたコンテストの間に紹介されたスタートアップ・プロジェクトの起業家らに対し、起業家精神とイノベーション分野における100チームと65人の専門家らによる54時間の支援を提供し、さらに100時間以上の相談時間を提供した。
さらに、コンテストの信頼性を高めるために、10名のイノベーションと起業家精神の仲裁人も参加した。
同部署は、研究能力の向上を図りながら、研究拠点と大学との連携を強化することを目指す。
さらに同部署は、国内外の研究能力を支援し、国際的な戦略的パートナーシップを構築するための持続可能な資金調達プラットフォームの開発を目指している。