
ハーラ・タシュカンディ
リヤド—- 「私たちの事前対策と念入りな準備の甲斐があり、また、すべての人の協力体制と私たちの自発的な責任感により」、サウジアラビアはコロナウイルスとの闘いに勝ったと、王国の通商産業大臣兼メディア大臣代理マジド・ビン・アブドゥッラー・アル=カサビ博士が木曜日に話した。
「このウイルスは全世界に悪影響を及ぼしました。命に関わるもので、あっという間に感染が拡大します。誰もが感情、経済、社会、精神に悪影響を受けました。そして王国も例外ではありません」とアル=カサビ博士は、記者会見の講話で述べた。
メディア大臣であるアル=カサビ博士は、木曜日に、透明性を促進し、国家の大事に関する意思伝達を開かれたものにするため、定例記者会見を行う計画を明らかにした。
アル=カサビ博士は、メディア向けの説明会には大臣と政府機関および部門の責任者が参加すると話した。
同博士によれば、「我が国のデジタルインフラ開発への投資がパンデミックとの闘いを可能にした」。
博士は、王国がウイルスのアウトブレークとの闘いに引き続き取り組んでいることを強調した。同国はこの取り組みで、世界的な危機への対応という観点で世界の上位10ヶ国に入った。
アル=カサビ博士は、4ヶ月間で、COVID-19の症例に対応するための重症患者向けベッドが新たに4,000台利用可能になり、900万以上のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査が実施され、少なくとも1,200万件の医療相談を受け入れたと指摘した。
博士はさらに、サウジアラビアは真っ先にワクチンを受け取ることになるだろうと説明した。また、国内の教員がパンデミックのさなかにあっても学習を進めていることに感謝した。
アル=カサビ博士は、説明会の開始にあたり、「世界銀行の2020年報告書によれば、ビジョン2030のおかげで女性のエンパワーメントと業務活動に関する改革が大きく進みました」と指摘した。
彼は、特に将来の雇用に関するビジョン2030改革案の主要な到達度に注目し、ビジョン2030の政策をさらに進める計画を明らかにした。
通商産業大臣のアル=カサビ博士は、今年前半、都市封鎖が課される中、行政サービスの80%以上が業務を行なっていたと指摘した。
今年は255,000以上の裁判が電子技術を利用して開かれ、5,300万件超えの医療相談がバーチャルで行われた。
同大臣は、女性の権利に関して、女性は社会の根幹であり、ムハンマド・ビン・サルマーン王太子がサウジアラビアの女性のために尽力していることを称賛した。
彼は他に、王国が奮闘している汚職についても話し、「発展の癌、社会の成長にとっての最大の敵」と称した。
大臣は、消費者の権利は国にとって「最優先事項」であると述べ、通商産業省がパンデミックのピークに貿易を規制する努力をし、食料と医薬品の供給が滞らないようにしたことについて話した。