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リヤド:「ダカール・サウジアラビア2021」は挑戦しがいのある、前例のないものになる、と来月のレースに参加予定の有名ドライバーの多くが期待している。
主催者がルートの12のステージを発表した後、各チームが期待感を共有した。サウジアラビアで最も過酷かつ壮観な、未踏の地を部分的に走るルートとなる。
559のチームが紅海沿岸のジェダをスタートし、15日間でサウジアラビア王国のほぼ全土を巡る。
サウジアラビア自動車・オートバイ連盟(SAMF)会長のハリド・ビン・スルタン・アル・ファイサル王子は以下のように述べている。「昨年初開催となったダカール・サウジアラビアでは前例をつくりたいと思っていましたが、それは達成できたと思います。あれは象徴的なイベントであり、王国が、ダカールラリーと同じように歴史的なレースとして多くを提供できることを示しました」
「今年や今後の1年1年においては、それを強化する、つまり私たちができることすべてを改善し、このレースをさらなる高みへ押し上げるという挑戦が待っています。2021年の12ステージは、これまでにないレースとなるでしょう。究極の『ダカール・サウジ』です」
モータースポーツのレジェンドであるカルロス・サインツが今年はじめに初開催されたダカール・サウジを振り返り、来月のレースを予想した。
「あれは良い体験でした。地形も素晴らしく、アフリカのようでした。自分が優勝した素晴らしい記憶があります。サウジアラビアは驚きをもたらしてくれましたし、今シーズンはもっとバランスのとれたイベントになるでしょう」
スペイン人ドライバーのライア・サンズが、ダカール2021のルートに挑戦する16人の女性ドライバーの1人として帰ってくる。サンズは、2020年に初開催されたダカール・サウジが「サウジアラビアを発見する素晴らしい機会」になったと語っている。
「私たちは全員、多くのことを学びました。今シーズンのルートも間違いなく息を呑むようなものになるでしょう。まだ探求すべきところはたくさんありますから、それを楽しみにしています」と彼女は付け加えた。
米国人ドライバーのリッキー・ブラベックはこう語っている。「私の初体験は大きなもので、アメリカの砂漠と同じ感覚でしたね! クレイジーでした。岩だらけの地形や干上がった川、広大な砂漠は個人的に大好きです。またそんな場所へ行けることを願っています」
2021年版のダカール・サウジアラビアは1月3~ 15日まで開催される。ダカールラリーとしては43回目となる。