ジッダ:サウジアラビア冬季観光キャンペーンの一環で、300以上の観光客向けのサファリ観光プランが売り出される予定だ。
このキャンペーンは「Winter is around you」というスローガンのもと3月の終わりまで行われる。サファリ観光のプランには「Visit Saudi」のウェブサイトとアプリを通じて申し込みが可能だ。
観光客向けのプランは、200以上もの旅行代理店から発売される。
アハサーサファリチームメンバー100人によって、サウジアラビア東部州の観光プロモーションが行われる。プロモーションは、砂漠での体験や同州の歴史的な遺跡や大自然の美しさにフォーカスして行われる。
アハサーサファリチームのリーダー、ヤジール・サリーによると東部州で最もおすすめの観光スポットは、砂漠の中心に位置し25kmもの全長を誇るアスファー湖であるとのことだ。
「アスファー湖は周囲を立派なヤシの木や森に囲まれているんです。一年中様々な種類の渡り鳥を見られますよ。そしてその美しい自然を求めて、サウジアラビア国内外から多くの観光客が訪れます。」とヤジールは語った。
サウジアラビア冬季観光キャンペーンの立ち上げに伴い、アハサーサファリチームは毎週申し込みがある毎に最大5回までサファリ観光プランを催行している。
観光プランは、半日のものからキャンプで宿泊するものまで様々な種類が設定されている。
サリーはアスファー湖、ファナジール砂漠、サマーン砂漠、ホゾム・ショーブ、ジャバル・アルーバ、バッサル高原、ルブアルハリ砂漠などの自然や遺跡を訪れるにあたり、冬の間の方がよりユニークな体験を出来ると語った。
サファリ観光では、サファリ特有のユニークな体験をしたりアハサーの名所を訪れる事が出来るので、特に国内の観光客におすすめであるとの事だ。
観光プランの料金はプランによって様々だ。観光地までの送迎や砂漠でのキャンプ(ローカルにはカシュタと呼ばれている。)、馬や羊の乗馬体験、サンドスキー、パラグライダー、砂丘での4輪バギー体験など様々なプランが用意されている。
サファリ観光プランの添乗員は、観光省と保健省に定められたコロナウイルス感染防止対策に則り、参加者や添乗員自身の安全に十分配慮して観光プランを催行する。
サウジアラビア東部州のアハサーは、考古学や歴史学上の貴重な遺跡が多く点在する一方でサウジアラビアで最も自然豊かで肥沃な場所として有名である。
アハサーは2015年に、ペルシャ湾にある街として初めてユネスコの創造都市ネットワークの伝統工芸の分野で選ばれた。
ユネスコ創造都市ネットワークでは世界中から72カ国180都市が選ばれ、その土地の伝統工芸産業の発展を目的として、世界へ発信するというものだ。
またアハサーの街は2018年に、サウジアラビアでは5番目となるユネスコ世界遺産にも登録されている。
さらに翌2019年にアハサーは、アラブ観光理事会によりアラブ観光首都にも任命されている。サウジアラビアには、冬の間にユニークなサファリ観光を楽しめる自然豊かな観光地が数多くある。
サウジアラビア国内17以上もの観光地がサウジアラビア観光局によって、冬季観光キャンペーンに選出され、ヒジュラ歴の連休期間中に観光客に訪れてもらえるよう観光プロモーションが進めらている。
SPA