
リヤド: サウジアラビアのアフメド・ビン・スレイマン・アルラジ人材・社会発展相は2月1日、コールセンターを通じた顧客サービス業務の国外への外部委託を禁止した。
アメリカ、イギリス、インド、パキスタン、その他近隣のアラブ諸国などの企業が、海外に拠点を置くコールセンターを利用して、顧客サービスを外部業務委託するのは一般的になっている。
今回の命令により、電話・電子メール・オンラインチャット・SNSを経由したものなど、遠隔で提供されるすべてのサービスを外部委託することが禁止される。
こうした顧客サービス部門は今後すべて、サウジアラビア国内に拠点を置くよう命令で定められている。今回の決定は、サウジアラビア人の雇用機会を創出することを目的としている。
今回の決定内容は、通信情報技術省、通信情報技術委員会、国家サイバーセキュリティ庁、現地調達・政府購買庁と協力して実施される。
人材・社会発展省ではさらに既存のイニシアチブを利用し、将来国を担う若年層に訓練を提供するためのプログラムを開始する。
マダッド・プラットフォーム
人材・社会発展省は、中小企業の経営者とオーナーに対し、同省のマダッド(Madad)プラットフォームを通じて従業員との労働契約を文書化するよう求めた。
同省は労働契約を文書化するよう強く要請した。企業側がイニシアチブによるサービスを利用して労働契約における労働者との関係を改善するためだ。
同省は、賃金に関連すあらゆる問題において中小企業に技術的解決策を提供するためにマダッド・プラットフォームを立ち上げた。
SPA