
リヤド:サウジアラビア人権委員会(HRC)の委員長は21日、新しい人権研修プログラムを開始するにあたり、同国が世界中の人権保護、促進のために活動していることを強調した。
HRCのアワッド・アルアワッド委員長は、国連世界社会正義の日の声明の中で、人権は「国家、機関、個人のすべての部門の責任である」と付け加えた。
同氏の発言は、HRCと慈善団体アルワリード・フィランソロピーズが、アルワリード・フィランソロピーズの事務局長および理事会メンバーをつとめるラミア・ビント・マジド・アル・サウード王女立会いのもとで、両者による覚書の署名とともに、一連の研修プログラムおよびセミナーを開始した際に出されたものだ。
国連人権高等弁務官事務所および国内外の人権専門家も同プログラムを監修する。
同人権研修プログラムにより、人権と慈善活動の分野における専門家の能力の向上が期待される。
アルアワッド委員長は、HRCは、人権分野で活動している、すべての地方、地域、および国外の団体と協力する準備ができていると述べた。
同氏によると、HRCは、人権保護の方法論を同プログラムに集約するとともに、国連の人権保護・促進メカニズムとの相互交流を拡充し、人権の専門家の能力向上を図ることを目指しているという。
ラミア王女は、女性のエンパワーメントと支援、そして法曹界における女性の仕事を支援するための継続的な努力の重要性を強調した。
研修プログラムは2日間にわたって開催され、人権、人権に対する国家の義務、概念と用語、および国家レベルでの権利の保護などに関連する国際法および国内法について学ぶ。
また、国連の機関、条約、議定書などについても、同国との関わりを中心に取り上げる予定だ。
SPA