

アラブニュース
ロンドン:国連の世界食糧計画(WFP)は2月24日(水)、サウジアラビアがキングサルマン人道援助救済センター(KSrelief)を通してイエメン国民に「効果的な食料援助を提供する」ことに対し、感謝の意を表した。
WFP とKSrelief は2月22日(月)、イエメンで最も影響を被っている市民に対するフード・セキュリティ(食料安全保障)を支援するため、4千万ドルの合同協力合意に調印した。それらのイエメン市民は「あらゆる面で困窮・欠乏を強いられている」とWFPのデイビッド・ビーズリー事務局長は言う。
さらにビーズリー氏は、KSreliefを通じたサウジアラビアの寄付金によって「間違いなくイエメンにおける飢饉は回避され、220万人以上の人々に食料が行きわたることになる」と述べた。
プレス声明の中で、ビーズリー氏はKSrelief とWFP との間の戦略的提携関係を大変喜ばしく思っていると述べている。
「現在も今後も、やるべきことが山積しており、今回の合意によって我々の必要としている厖大なニーズが満たされることになる」と彼は語った。
ビーズリー氏はまた、コロナウィルスのパンデミックによって世界中に多くの悲劇と経済悪化がもたらされたことにも言及した。
「パンデミックによって立場の弱い市民層が大きな影響を被り、世界各地とイエメンでは飢饉問題が深刻化している。イエメンは最も困難な生活環境を強いられている国の一つであり、今回の支援は非常に大きな助けとなるはずだ。」