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リヤド:サウジアラビアは月曜日、リヤドのイタリア大使館で行われた式典で、G20議長国の名誉小槌をイタリアに引き渡した。
年次会合の議長国に小槌を渡す伝統は、2016年に中国がG20議長国を務めた際に始まったものだ。この小槌は、主要国首脳会議で議長が議事の開始と終了に使用する。
イタリアは、10月30日~31日に開催される今年のG20主要国首脳会議で議長を務める。
イタリアの外交官に小槌を手渡した後、サウジアラビアのG20シェルパであるアブドゥル・アジーズ・アル・ラシード氏は、王国はイタリアとのパートナーシップを非常に重視していると述べた。
また、イタリアのG20議長国としての努力を称え、「我々は、パートナーであるイタリアが成功し、影響力のあるサミットを開催できるように支援する決意だ。今後のG20会合にも積極的に関与し、2021年以降もイタリアとサウジアラビアのパートナーシップをさらに発展させていきたいと思う」と述べた。
同氏はまた、サウジアラビア王国は、コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックに見舞われた年にG20サミットを主催したと述べた。
「サウジアラビアは、持続可能で包括的な力強い成長のために、議長国イタリアと同じ協力と連帯の精神で引き続き活動することを約束する」。
サウジアラビアは、G20のメンバーであると同時に、トロイカ体制のメンバーでもある。トロイカ体制とは、現在の議長国であるイタリア、前回の議長国であるサウジアラビア、2022年に議長国となるインドネシアがメンバーの3名の委員会で、G20の議長国が手を取り合ってグループのアジェンダの一貫性と継続性を実現することを目的としている。