アラブニュース

• イラン・ヒューマン・ライツは、家族は沈黙するよう圧力をかけられているため、実際に危険にさらされている人の数はさらに多い39人だとした
• 情報によると、被告は自白を引き出すために拷問を受けているという

ロンドン：12月12日、イランが反政府デモに関連して2人目の絞首刑を執行したことを受けて、アムネスティ・インターナショナルはイランで少年3人を含む少なくとも27人が「きわめて不公平ででたらめの裁判」の結果死刑になる「大きな危険」にさらされていると述べた。

今月ゴラームホセイン・モフセニー・エジェイー司法長官宛てに書かれた書簡の中で、アムネスティは危険にさらされている人々の一部は死刑を宣告されており、その他の人々も死刑の可能性がある罪に問われていると述べている。

17日、イラン・ヒューマン・ライツは大半の家族は沈黙するよう圧力をかけられているため、実際に危険にさらされている人の数はさらに多いだろうとした。オスロに拠点を置くこの団体によると、その数は少なくとも39人にのぼるという。

アムネスティによると、極刑になる危険のある人々には「十分な弁護を受ける権利、弁護士を選ぶこと、推定無罪、黙秘、公正な公開の聴聞会を開くこと」が認められていない。

イランも批准している児童の権利に関する条約に違反して、3人の子供が大人と同じ法廷で裁かれている。

複数名の被告が拷問を受けた上で、その「自白」が証拠とされていると情報筋はアムネスティに語っている。

自白を引き出すために拷問を受けたとされている人々の中に、ファルザネーとハミド・ガレ・ハサンルー夫妻がいる。

アムネスティによると、医師であるハミド氏は内出血のため手術中だったところを病院から連れ出され、強い鎮静剤を打たれた状態で法廷に引き出された。

夫妻を担当した最初の2人の弁護士は、当局からの脅しで弁護を放棄した。

23歳のマジド・レザ・ラフナヴァルド氏は19日、治安部隊員2名をナイフで殺害し、他4名を負傷させたとして絞首刑に処せられた。司法当局が運営するオンラインニュース局ミザンが報じた。

人権団体によれば、ラフナヴァルド氏は11月に逮捕され、わずか3週間余りで死刑が執行された。

8日には同じく23歳のモフセン・シェカリ氏が治安部隊員に怪我を負わせた罪で処刑されている。一連のデモ参加者に死刑が適用されたのは、この時が初めてであった。

「すべての有罪判決と死刑宣告をただちに破棄し、死刑執行を止め、明確な犯罪行為で告発された人が公正な裁判の国際的基準に従って裁かれること、これ以上死刑という手段に訴えないことを要請します」とアムネスティの書簡は述べている。

「平和的に人権を行使していたために拘束されたすべての人を釈放するよう求めます」と書簡は付け加えている。