• サウディアは運輸省と連携し、サウジアラビアを国際的な物流拠点のハブにするのに一役買うことことを狙っている。

ジェッダ：サウジアラビアの国営航空会社「サウディア」のカーレッド・ビン・アブドルケイダー・タッシュ通信担当次長は、5年前に開始した同社の変革プログラム「SV 2020」が順調に進んでいると述べた。新しい飛行機84機の取得や事業のあらゆる側面の改善を通じ、航空サービスの現代化を目的としたプログラムだ。

変革プログラムは、サウジアラビアの「ビジョン2030」プログラムに合致するものだ。

タッシュ次長によると、サウディアではプログラムの一環として、既存の客室乗務員が乗客に可能な限り最高のサービスを提供できるよう、特別強化訓練プログラムを実施していると述べた。加えて航空サービスの面で新しい雇用を複数生み出し、機内に調理師を常駐させ、客室係、客室乗務員を新たに雇い入れた。

「サウディアでは機内サービスの向上に常に熱心に取り組んでいます。すべての乗客の皆様にインターネットアクセスをご提供したのに加えて、機内食メニューの改良から、新たな寝具セットのご提供、最新の映画やテレビ番組を追加して機内エンターテインメントサービスを充実させるに至るまで」とタッシュ次長は述べた。

さらにタッシュ次長は、サウディアではオンライン予約・販売システムを改良したと述べた。サウディアは観光省と戦略的に連携しており、文化省・スポーツ省・総合娯楽局とも連携している。各種イベントや構想を売り込み・サポートし、年間を通じて海外でサウジアラビアを宣伝しているとタッシュ次長は指摘した。

サウジアラビアにはメッカ巡礼を希望するすべてのイスラム教徒の目的地であるため、サウディアは巡礼省とも連携し、巡礼者が簡単かつ快適に聖地にたどり着けるようにするデジタル製品を提供している。

サウディアは運輸省とも連携し、サウジアラビアを国際的な物流拠点のハブにするのに一役買うことことを狙っている。