
ディーマ・アル=クダイル
ジェッダ:目的地により検疫措置が異なる場合があるため、外国に渡航するサウジ国民はフライトの前に現地のコロナウイルス感染症関連規制を確認するよう勧告された。
サウジ予防医学省副次官補のアブドゥラ・アシリ博士は土曜、5月17日の渡航禁止解除後に渡航を予定する国民に対してフライトの前に予防接種を済ませるよう促したが、渡航先の国により規制が異なり「予防接種済みであっても除外されない可能性がある」として、到着時に隔離検疫のための待機時間が免れない可能性があると警告した。
しかしサウジ保健省(MoH)は、サウジ国内で接種済み個人が感染者と接触した場合、隔離は必要ないと述べた。
2回目の注射後の隔離規制に関する質問が上がっていたが、サウジ保健省は2回目の接種の14日以降に完全接種済みの個人が感染者と接触した場合隔離は必要ないが、マスク着用やソーシャルディスタンス等の一般的予防措置は引き続き行う必要があると発表した。
また同省は、コロナワクチンは免疫系を刺激して抗体を作り、重篤な症状リスクを低減し、他者への感染も減らす働きがあることを付け加えた。
土曜にはサウジで合計1,048人の新規感染者が記録され、国内の合計感染者数は418,411人となった。
最多感染者数が記録されたのはリヤドで379人、メッカ277人、東部州141人と続き、感染者が最も少なかったのは北部国境州で14人、バハ9人、ジョーフ8人であった。
現在の現感染者数(アクティブケース)は10,000人の危険水準に近付いている。土曜の数字では現在の現感染者数は9,899人で、うち1,333人が重体となっている。過去24時間で回復したのはわずか2人だ。
新たに964人の回復が発表され累計回復者数は401,544人となった一方、新たに11人が死亡し、合計死亡者数は6,968人となった。
サウジの現在の患者回復率は95.9%と堅調だ。
サウジアラビアはこれまで940万回、1日あたり194,978回となるコロナワクチン接種を行っている。これはサウジ居住者の27パーセントが最低1回の接種を受けた計算となる。
過去24時間内に65,454回のPCR検査が行われ、サウジでの合計検査回数は1696万回に達した。