
ニューヨーク:サウジアラビアがシリア国民に正義・自由・繁栄・安定をもたらすための支援を訴える国連決議の採用で50ヶ国以上を団結させたと、サウジの報道機関が伝えた。
ニューヨークで開催された国連総会の人権促進保護特別委員会での演説で、サウジのアブダラ・アルムアリミ国連常任委員は次のように述べた。「何年にもわたり、シリア国民の苦難は世界中の人々の良心を苛み続けています。迫害の現場、場所、方法は変わったものの、その苦しみは今もなんら変わっていません」
アルムアリミ委員は、人権状態に関するこれまでの決議によって非難されてきたシリアの状況は今も変わらず、国外約600万人および国内約700万人の人々の避難や、国際的に禁止されている兵器の使用が続いていると述べた。
アルムアリミ委員はこの決議がシリアの人権侵害を糾弾すると述べ、最近の国連報告書がそれらの侵害の大部分についてシリア政府に責任があるとしてきたことを強調した。
同委員は、シリアからの外国人テロ戦闘員の流入を止め、同国内で彼らの能力を立て直すのを止めさせるために、国際コミュニティに対しあらゆる必要な措置を講じることを呼びかけた。
SPA