パリ:レバノンにある数十の遺産が月曜日、ユネスコから「暫定的な強化保護」を受け、イスラエルとヒズボラ過激派の戦闘が続く中、より高いレベルの法的保護が提供された。
影響を受けた34の文化財は、「現在、攻撃や軍事目的での使用に対する最高レベルの免責の恩恵を受けている」と国連の文化機関は声明で述べた。
東部のバールベックと南部のティール(いずれもイランに支援されたヒズボラの拠点)は、世界遺産に指定された古代ローマ遺跡の近くを、ここ数週間イスラエルが何度も空爆している。
ユネスコはこの決定について、「これらの遺跡を保護する緊急の必要性を国際社会全体に示す一助となる」と述べた。
これらの条項の不履行は、1954年ハーグ条約の 「重大な違反 」となり、…訴追される可能性がある」と付け加えた。
ヒズボラとイスラエルは9月下旬から戦争状態にあり、イスラエルはガザ地区でのハマスとの戦いから北方国境の安全確保に重点を移している。
ユネスコの動きは、考古学者や学者を含む数百人の文化専門家による、保護強化を求める訴えを受けたものである。
バールベックとティールはユネスコから技術的・財政的支援を受け、法的保護を強化し、危険予測と管理対策を改善し、遺跡管理者にさらなる訓練を提供する」とユネスコは発表した。
AFP