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第一回サウジ紅海映画祭、映画作品の公募を開始

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20 May 2021 02:05:21 GMT9
20 May 2021 02:05:21 GMT9

アラブニュース

ジェッダ:サウジアラビアの延期された第一回紅海国際映画祭(RSFF)の主催者は、今年末のイベント開始に向けて、映画作品の応募を呼びかけている。

ユネスコの世界遺産に登録されているジェッダの歴史的な市街地、アル・バラド地区で開催されるこの映画祭は、「Metamorphosis」と題され、11月11日から20日まで、地元の映画制作者や映画ファン、国際的な業界のリーダーたちが集まる。

本映画祭では、コンペティション部門、短編コンペティション部門、ニューサウジ/ニューシネマ部門、タジュリーブ部門に加え、インターナショナル・スペクタクル部門、アラブ・スペクタクル部門、フェスティバル・フェイバリット部門、イマーシブ・フューチャー部門、トレジャー部門、ネクストジェネレーション部門、エピソディック部門という7つの部門が設けられている。

ニューサウジ/ニューシネマ部門では、サウジアラビア出身の新人監督やアーティストが、国際的なサーキットでの公開を目指して、芸術的な長編、短編、ドキュメンタリーを発表する。

革新者のためのプログラム「Tajreeb」では、サウジアラビア人が形式や内容の限界に挑戦し、ストーリーを伝える新しい方法を用いた実験映画を紹介する。

11のプログラムクラスでは、現代の国際映画やアラブ映画、サウジアラビアの長編、短編、実験映画、回顧展、未来志向の拡張現実や仮想現実の体験などを紹介する。

コンペティション部門の作品は、国際的な審査員によって選ばれるYusr賞を目指して競われ、コンペティション部門の最優秀作品に贈られるRed Sea Golden Yusr賞には10万ドルが授与される。

また、最優秀監督賞(3万ドル)、Red Sea Silver Yusr審査員賞(2万ドル)、最優秀短編作品のGolden Yusr(2万5千ドル)、観客賞、最優秀サウジ映画にも賞金が与えられる。その他、最優秀脚本賞、俳優賞、女優賞、映画的貢献賞が授与される。

今年初め、RSFFは、映画祭マネージング・ディレクターのシバニ・パンディヤ氏、アラブ・プログラムおよびフィルム・クラシック・ディレクターのアントワーヌ・カリフ氏(いずれも元ドバイ国際映画祭)をはじめとする、サウジアラビアおよび国際的なキュレーター、映画専門家、業界のベテランで構成されたチームを発表した。

また、評論家のカリーム・アフタブ氏が国際プログラムのディレクターとしてRSFFに加わり、ジュマナ・ザヒッド氏はサウジアラビアやアラブの映画制作者のためのインキュベーターであるRed Sea Lodgeを率いている。

RSFFスークのマネージャーであるザイン・ゼダン氏は、配給会社や販売代理店のための業界プラットフォームを担当し、イブラヒム・モディール氏はシニアチームリーダーとしてシェアードサービスを担当する。

同映画祭は当初、昨年3月12日に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により延期されていた。その代わりに「レーベルエディション」と名を打ち、その間、一連のチャレンジやバーチャルワークショップ、プログラムを行なった。

11月の第一回では、世界の映画、アラブのクラシック・現代映画、専門家や業界関係者向けの最高のプログラムを用意し、サウジアラビア人と世界との創造的なつながりを強化するための新たなプラットフォームを提供する予定だ。

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