
アミーラ・アビッド
ジェッダ:サウジアラビア保健省(MoH)は、51歳以上の国民の新型コロナウイルスについて、初回の接種から40日以上が経過すれば2回目の接種を受けられると発表した。
1700万回以上の接種が完了し、国民の48.8%が少なくとも1回目の接種を終えたことになる。
24日の国内の新規感染数は1255で、累計は47万9390となった。
新規感染の多くがメッカ地域(340)で、それに次いで東部州(282)、リヤド(203)となっている。ジャウフの陽性者はわずか6人だった。
現在の患者数は1万1322人で、重症者は前日から減って1451人。新型コロナ関連の死者は14人で、累計死者数は7730人となった。
MoHによると1247人が感染症から回復し、国内の累計回復者は46万338人となった。サウジアラビアの回復率は現在96%で、一定レベルを保っている。
また、過去24時間に9万1021件のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査が実施され、国内の検査数は合計2130万回を超えた。
新型コロナのパンデミックが始まって以降、全国各地に設置された検査ハブや治療施設では数十万人が処置を受けている。
このうち、Taakad(「確認」)センターでは、無症状もしくは軽症の患者、また感染者と接触したと思われる人を検査している。またTetamman (「安心」)クリニックは、熱や味覚・嗅覚の喪失、呼吸困難などの症状がある患者を治療したり、助言を与えたりしている。
双方の施設とも、MoHの「Sehhaty」アプリで予約が可能だ。
一方、ジェッダ当局は、新型コロナの規定に違反したとして32の商業施設を閉鎖した。
王国内の行政区は、公衆衛生を守るための新型コロナの安全対策を順守すべく取り組みを強化している。
ジェッダの行政区では商業施設の視察が1日に3899回実施され、57件の違反が見つかった。
社会的距離の維持やマスク着用といったルールの無視や、入場者の体温を測定していないなどの問題があった。また、施設内が混雑していたり、「Tawakkalna」アプリを効果的に使用していなかったりといった違反もあった。
当局は、違反の疑いがある場合は「940」に通報するか、「Balady」アプリで知らせるように促している。