
アラブニュース
リヤド:サウジアラビアのハッジにおけるコロナ対策に対するイスラム諸国の支援のおかげで、巡礼者の安全を確保し、パンデミックの拡大を防止することができたと、サウジアラビアのサルマン国王は火曜日に述べた。
国王は、イード・アル・アドハーを記念したテレビ演説の中で、「世界が経験していることを考慮し」、コロナが拡大する可能性を減らすために巡礼中に対策を講じたこと、サウジアラビアの予防接種キャンペーンにより、当局は巡礼者に安全な環境を提供することができたことを述べた。
サウジアラビアは2年連続で、巡礼者を王国内の居住者に限定した。ワクチン接種を条件とし、参加が認められたのはわずか6万人であった。
国王は、「コロナによるパンデミックが生活のあらゆる面に及ぼす影響を軽減し、国民や居住者に2,200万回分以上のワクチンを提供することで社会の免疫力を高めるという王国の取り組みが大成功したことを全能のアッラーに感謝します」と述べた。
国王は、イード・アル・アドハー(犠牲祭)に臨むイスラム教徒を祝福し、巡礼者が無事に家族のもとに戻ることを祈った。
これにより、二聖モスクのキャパシティが向上し、巡礼者が「健康で安全な環境」で儀式を行うことができるようになったと国王は述べた。
今年のハッジ最後の主要な儀式として、巡礼者らは火曜日にジャマラートで象徴的な「悪魔に対する投石の儀式」に参加し、消毒した小石を投げた。夜明けから、少人数のグループに分かれた巡礼者らは、この儀式に参加するためにメッカ近郊のミナの谷を渡った。
巡礼者らはこれから2日間かけてジャマラートに戻り、その後メッカに移動してグランドモスクで祈りを捧げ、ハッジの最後にカーバを一周する。