
リヤド:イエメンの親イラン武装組織フーシ派は4日、サウジアラビアに対して弾道ミサイル・無人機攻撃を繰り返し、和平交渉の場に戻るよう求める国際社会の要請を無視した。
ミサイルと無人機は全て迎撃・破壊されたが、東部州で撃墜されたミサイルの破片が落下し、ダンマン市の少年少女が負傷した。イエメンの合法政府を支援するアラブ連合軍が5日朝、発表した。
落下した破片は住宅14軒にもわずかな被害をもたらした。連合軍の報道官であるトゥルキ・アル・マリキ准将が、サウジ国営通信(SPA)が伝えた声明で明らかにした。
2発目のミサイルは4日夜、南西部ナジュランを標的にしていた。次に発射された3発目は隣のジーザーンを狙っていたが、午後9時23分、サウジの防空システムによって撃墜された。とアル・マリキ氏が明らかにした。
同じ日のそれより前に、連合軍の防空システムが、フーシ派が発射した、爆弾を仕掛けた無人機3機を迎撃した。同氏が明らかにした。
民間人や民間施設を標的にしたフーシ派の攻撃は、敵対的で野蛮なだけでなく、「神の価値観や人道的原則に抵触する」とアル・マリキ氏は述べた。SPAが伝えた。
連合軍は、一般市民を越境攻撃から守るために厳格な措置を講じていると発表した。
フーシ派は3日の朝と夕方にもサウジアラビアに向けて無人機を発射した。攻撃は両方とも迎撃された。
イスラム協力機構(OIC)は今回の攻撃を強く非難し、それらを迎撃したサウジ軍防空部隊を称賛した。
OICのユーセフ・アル・オサイミーン事務局長は、OICはサウジが自国の土地・安全・安定を守るために講じた全ての措置を支持すると明言した。
オサイミーン氏は、OICはフーシ派の攻撃と、フーシ派に資金と武器を提供する者たちを非難すると付け加えた。