
リヤド:サウジアラビアの防空部隊によって迎撃されたフーシ派の無人機の破片が、南部ジーザーン地域に落下して家屋や商店が被害を受けた。当局が2日早朝に発表した。
ジーザーンの民間防衛局の報道官、モハメド・アル・ガムディ大佐は、「爆弾を搭載した無人機の破片がウフド・アル・マサラの住宅地の各所に落下したが、幸いにも死傷者は出なかった」と述べた。
イランが支援するイエメンのフーシ派は、爆弾を搭載した無人機をサウジアラビアに向けて度々発射している。
フーシ派は2014年にイエメンの首都サヌアを掌握し、現在、国内の多くの戦線でイエメン政府との紛争を繰り広げている。紛争は資源の豊富なマアリブ県でも行われており、現地ではここ数週間で衝突が激化している。
サウジアラビアが主導するアラブ連合軍は、国際的に承認されたイエメン政府の復権を目指し、イエメン全土でフーシ派と戦っている。
サウジアラビアは、フーシ派が民間人の住む地域を標的にしていることを戦争犯罪と呼んでいる。
アラブ連合軍は28日、サウジアラビア南部の都市ハミース・ムシャイトを狙ったフーシ派の無人機を撃墜した。