アラブニュース
ジェッダ:サウジアラビアのサルマン国王は水曜日、ジェッダでイスラム諸国とロシアの首脳会議の開会を宣言し、その中でサウジアラビアとロシアの関係を称賛した。
この「戦略的ビジョン・グループ」と呼ばれるイスラム世界とロシアの会合は両者に共通する議題を協議し既存の課題に対する協調を強めることを目的として開かれる。
サルマン国王は発言の中で「地域的および世界的な安全保障と安定を促進し、宗教や文明を尊重する者同士の対話を深め、過激主義やテロリストと戦うための協力体制をより強固にするためのイスラム世界とロシア連邦の間のこの戦略的会合の重要性をサウジ王国は認識している」と付け加えた。
発言では95年の歴史を持つサウジ・ロシア関係が堅固であることにも言及した。
「近年両国関係の質は飛躍的に高まっており、二国間の高官相互訪問が実施され、その結果経済・文化・防衛などの分野で多くの提携合意が調印された。両国関係は今後さらに発展し、信頼はより強まっていく」と国王は述べた。
「戦略的ビジョン・グループ」はロシア連邦がイスラム協力機構にオブザーバーとして参加した2006年に設立された。以来同グループの会合はモスクワ・カザン・イスタンブール・ジェッダ・クウェートの各都市で開催されてきた。