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サウジアラビア、初のオミクロン変異株の感染者

サウジアラビアは、COVID-19の変異株であるオミクロン株による国内初の陽性者を報告した後、医療調査を開始した。(ロイター/ファイル)
サウジアラビアは、COVID-19の変異株であるオミクロン株による国内初の陽性者を報告した後、医療調査を開始した。(ロイター/ファイル)
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02 Dec 2021 07:12:51 GMT9
02 Dec 2021 07:12:51 GMT9
  • 現段階では、治療よりも予防の方が有効であり、標準的な予防策を継続する必要があると、保健省の広報担当者が語る

ローワン・ラドワン

ジェッダ:サウジアラビアは、COVID-19の変異株であるオミクロン株による国内初の陽性者を報告した後、医療調査を開始した。

同国は、北アフリカの国からの旅客機で帰国した国民が陽性を示した後、他の21以上の国とともにオミクロン株による感染を報告した。

国営サウジ通信社によると、この陽性者は、他の多数の接触者とともに隔離された。

「疫学的調査が開始され、陽性者は定められた医療手続きに則って隔離された」と、サウジ通信社は伝えた。

臨時開催されたサウジ保健省の記者会見で、同省の広報担当であるムハンマド・アル・アブド・アル・アリー博士は、新しい変異株について、分からないことがまだたくさんあり、誤った情報の拡散に対し注意を促した。

「我が国を含む世界中の医療の専門家が状況を注視しています。致死性を判断するためには、さらなる調査が必要です。現段階では、治療よりも予防の方が有効であり、標準的な予防策を継続する必要があります」と、同氏は述べた。

ジザン大学医学部助教授でウイルス学者でもあるアブドラ・アルガイシ博士は先日、アラブニュースに次のように語った。「この変異株がウイルスの致死性や感染力を高めているのか、感染後やワクチン接種後の免疫反応に影響を与えるのかについて、遺伝子配列から把握している情報からは分かりません。現時点では、まだ分かりません」

アル・アリー氏は、予防接種プログラムを完了することの重要性を指摘し、2回目の予防接種を受けてから6カ月が経過した人、特に65歳以上の人に対し、ブースター接種を推奨した。

保健省の関係者は、 3回目の接種によりCOVID-19に対する防御力が高まり、感染への防御や症状の軽減の可能性を指摘している。

米疾病対策センター(CDC)によると、臨床試験のデータでは、6カ月前にファイザー/ビオンテック社またはモデルナ社の2回接種を終了した治験参加者や、2カ月前にジョンソン・アンド・ジョンソン/ヤンセン社の1回接種を受けた治験参加者では、ブースター接種によって免疫反応が高まることが示された。

免疫反応が高まると、デルタ型の変異株を含むCOVID-19に対する防御力が高まるとされている。ファイザー/ビオンテック社とジョンソン・アンド・ジョンソン/ヤンセン社では、臨床試験の結果、ブースター接種は症状のあるCOVID-19の予防に効果があることも明らかになった。

サウジアラビアではこれまでに、4,740万回以上のワクチン接種が行われている。

アル・アリー氏は、同省の公認アプリ「Tawakkalna」で健康状態をチェックし、必要に応じて自己隔離を行い、世界的流行が始まった時に導入された予防措置を継続するよう、国民に促した。

「マスクはこれからも、あらゆる感染症に対して極めて重要な防御手段となります」と付け加えた。

同国の空港には保健所の職員が常駐し、到着する乗客の体温をチェックする。

オミクロン株感染者の報道により、サウジアラビアは、インド、エジプト、パキスタン、ブラジル、ベトナム、インドネシアからの直接渡航を禁止した。到着者は、決められた5日間の隔離を受ける必要がある。

水曜日、同国はCOVID-19の新規陽性者が34人、回復者が26人、死亡者が1人、重症患者が39人と発表した。

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