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イランの不安定化行為はサウジにとって依然として「大きな懸念」 サルマン国王

サルマン国王は29日、サウジアラビア諮問評議会での年次演説をバーチャル形式で行った。(SPA)
サルマン国王は29日、サウジアラビア諮問評議会での年次演説をバーチャル形式で行った。(SPA)
サルマン国王は29日、サウジアラビア諮問評議会での年次演説をバーチャル形式で行った。(SPA)
サルマン国王は29日、サウジアラビア諮問評議会での年次演説をバーチャル形式で行った。(SPA)
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30 Dec 2021 11:12:38 GMT9
30 Dec 2021 11:12:38 GMT9
  • サルマン国王は年末の演説で、イランのライシ政権が政策を「対話と協力」に転換することを期待していると述べた

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアのサルマン国王は29日、イランが不安定化・侵略政策を放棄し、中東地域に平和と安定をもたらすために協力することを期待していると述べた。

「イランはサウジの隣国だ。イランが中東地域でのネガティブな政策や行動を改め、対話と協力に転換することを我々は望んでいる」。サルマン国王はサウジアラビア諮問評議会での年次演説でそう述べた。

演説は広範囲に及ぶものだったが、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大を考慮してバーチャル形式で行われた。イエメン内戦を終結させるためにサウジアラビアが取り組みを行うことや、経済危機やヒズボラによる安全保障上の脅威に直面するレバノン国民を支援することも再確認された。

サウジアラビア、サウジのアラブの同盟国、サウジの西側の同盟国は、イランがレバノンのヒズボラ、イエメンのフーシ派、イラクのハシュドなどの武装組織を支援し、代理戦争を行っていると非難している。

イランの核兵器計画も心配の種だ。イスラエルは、計画を中止しなければ先制攻撃を仕掛けると脅迫しており、戦争の突発が懸念されている。

「中東地域の安全と安定を不安定化するイラン政府の政策を、我々は大いに懸念して見守っている。シーア派民兵組織・武装民兵組織の創設と支援、中東諸国での軍事力の組織的展開、核開発計画や弾道ミサイル計画における国際社会との協力の欠如などだ」とサルマン国王は述べた。

「イエメン内戦を長引かせ、イエメンの人道的危機を悪化させ、サウジと中東地域の安全を脅かす武装テロ組織フーシ派をイラン政府が支援していることに関しても、我々は徹底的に調査を行っている」と同氏は述べた。

イエメン内戦

サルマン国王はサウジアラビアのイニシアティブを再確認した。その目的は「湾岸イニシアティブ及びその実施メカニズム、国民対話会議の成果、国連安全保障理事会決議第2216号。この3つを参照し、イエメン内戦の終結させ、政治的解決を目指す世界的、国際的取り組みを支援すること」だ。 

サウジアラビアは、イエメンの合法政府を支援して親イラン・フーシ派の脅威を抑えるだけでなく、イエメン国民の人的被害を軽減するためにさまざまな援助を続けてきた。フーシ派は2014年、サウジアラビアを中心とするアラブ諸国連合による介入を推進し、アブドラッボ・マンスール・ハーディ大統領(当時)が率いる政権をイエメンの首都サヌアから追放した。

それ以来、フーシ派はミサイルや武装無人偵察機による攻撃で、主にサウジの南側の国境の民間人を標的にして爆撃を続けている。

サウジアラビアは当事者に対し、紛争を終結させるために「政治的解決を受け入れるよう」働きかけているが、国連の仲介による和平交渉は今のところ不調だ。

サルマン国王はレバノンについて、サウジアラビアは引き続きレバノンの同胞を支援すると述べた。

同氏はレバノンの指導者らに対し、「ヒズボラのテロによる支配を阻止することに加えて、安全、安定、繁栄という、同胞であるレバノン国民が切望していることを実現するために努力する」よう求めた。

アフガニスタンについては、サウジアラビアは「動向を注視している」と同氏は述べ、「アフガニスタンをテロ組織の避難所にさせず、安全と安定を確保することが重要だ」と強調した。

「サウジはまた、同胞であるアフガニスタン国民の苦しみを軽減するため、人道支援を行う地域的、国際的取り組みを強化するよう促している。この件に関してサウジは、同胞であるアフガニスタン国民を救済するため、2021年12月にイスラム協力機構閣僚特別会議を開催するよう呼び掛けた」と同氏は述べた。

ビジョン2030

サルマン国王はこの機会を利用してムハンマド・ビン・サルマン皇太子を称賛した。サウジの「ビジョン2030」計画の一環として実施されているさまざまな先見性のあるプロジェクトで、国王は皇太子を高く評価している。

サルマン国王は、経済の多様化を目標とするビジョン2030の第2段階の開始について言及した。

サウジアラビア経済は石油産業に依存しているが、原油価格は世界的に下落し続けているため、不利な状況にある。ビジョン2030の目標を達成するため、サルマン国王は、石油以外の産業を発展させ、国づくりにおいて女性活躍を推進し、観光産業を発展させてサウジを世界の観光客に開放するなど、幅広い改革に着手した。

ムハンマド・ビン・サルマン皇太子(SPA)

新型コロナウイルス感染症のパンデミック

新型コロナウイルス感染者が最近急増し、世界中の人々が再び身を潜める中、サルマン国王はサウジでパンデミックに立ち向かう市民や在住者を引き合いに出し、健康と安全を守る手順を引き続き順守するよう呼び掛けた。

同氏は、サウジアラビアはパンデミックの影響を軽減するために大胆な措置を講じているだけでなく、パンデミックと闘うために国際的保健機関や友好国への財政支援を続けていることを指摘した。

そして、世界平和を目指す世界的なキャンペーン、人道支援活動、気候変動に対処するキャンペーンにおいて、サウジアラビアは引き続き主導的な役割を果たしていく、と同氏は述べた。

サウジアラビアはアラブ国家、イスラム国家として世界的にこのような立場を取っている、と同氏は述べた。

(ロイターと共同)

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