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リヤド:ベルギーと英国の国籍を持つ十代のパイロット、ザラ・ラザフォードさんが6日、リヤドのキング・ハーリド国際空港に着陸した。ラザフォードさんは世界一周単独飛行の女性最年少記録更新に挑戦している。
ラザフォードさんは超軽量飛行機で52ヵ国を巡る旅の中で、行程の一部としてUAEからサウジアラビアに立ち寄ったが、この挑戦は少女や女性に科学、技術、工学、数学の学習を促し、また、少女が航空学に興味を持つ刺激になるのを意図してのことだ、とサウジ通信社の報じた声明で述べられている。
サウジ航空クラブ、民間航空局、リヤド空港会社が協力して、サウジアラビア王国がこの冒険心のある若いパイロットを迎えることは、航空セクターにおける女性の役割に光を当て、特にサウジビジョン2030に沿ってこの分野でサウジの女性に力を与えることを目的としている。
機長であるラザフォードさんは、リヤドに到着したことを嬉しく思い、フライトは期待していたすべてを上回るもので、忘れられない時間と途方もない挑戦になったと語った。
「サウジアラビアの上空を飛行している際に素晴らしい景色を楽しみ、経験したすべての瞬間は特別な体験でした」とラザフォードさんは述べた。
ラザフォードさんは昨年8月、5つの大陸を横断する3万2000マイル(5万1499キロ)の飛行を目指し、ベルギー西部のコルトレイク・ウェフェルヘム国際空港から壮大な空の旅を開始した。
19歳のラザフォードさんは米国連邦航空局と英国より8月18日に特別飛行免許を取得し、世界最速の軽量航空機に数えられる「シャーク・ウルトラライト」を操縦している。同機は世界最速の二人乗り単発エンジン軽飛行機で、速度は時速300キロに達する。