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万博2020:サウジアラビア王国の過去・現在・未来を祝福するサウジ・デー

7日のスペシャルイベントの数々ではサウジアラビア文化の豊かな過去に敬意が表されるとともに、様変わりした同国の現在の様子の切り取りや将来像の1コマも目にすることができた。(SPA)
7日のスペシャルイベントの数々ではサウジアラビア文化の豊かな過去に敬意が表されるとともに、様変わりした同国の現在の様子の切り取りや将来像の1コマも目にすることができた。(SPA)
7日のスペシャルイベントの数々ではサウジアラビア文化の豊かな過去に敬意が表されるとともに、様変わりした同国の現在の様子の切り取りや将来像の1コマも目にすることができた。(SPA)
7日のスペシャルイベントの数々ではサウジアラビア文化の豊かな過去に敬意が表されるとともに、様変わりした同国の現在の様子の切り取りや将来像の1コマも目にすることができた。(SPA)
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08 Jan 2022 12:01:22 GMT9
08 Jan 2022 12:01:22 GMT9
  • サウジアラビアという国、その伝統・文化、そして現代に向けた同国の変革の模様を取り上げる18以上のイベントが開催される特別な1日となった

レベッカ・アン・プロクター

ドバイ:1月7日、興奮した観衆がドバイ万博2020のサウジ館の外に集まっていた。数々の賞を受けたLEDミラースクリーンのディスプレイにサウジ・カルチャー・パレードの開始を待つその人々の姿が反映されていた。

このパレードは同国にとって万博における特別な記念日、7日に催されたサウジ王国を祝福する18のイベントのひとつであった。

サウジ館前のアル・ガフ・アベニュー(Al-Ghaf Avenue)沿いで実施されたパレードはトランペットを吹きドラムを叩く軍楽隊員80名が先頭となり、その後をサウジアラビアの伝統衣裳や現代衣裳のドレスを身に纏った女性、そしてサウジ王国産の馬の豊かな伝統を体現する形で馬に騎乗した男性が続いた。

万博においてサウジ館は最も人気を集めるアトラクションのひとつであることは間違いない。同館最高責任者フセイン・ハンバザザー氏によるとサウジ館は「開館から3ヶ月で延べ200万人以上の来館者を記録した」という。これは「ドバイ万博2020の全館で最も多い来館者数だ」と同氏はアラブニュースに語った。イベント主催者らによると、このサウジ館来館者数は10月に万博がオープンして以来の総入場者数のおよそ3割にものぼるという。

7日のスペシャルイベントの数々ではサウジアラビア文化の豊かな過去に敬意が表されるとともに、様変わりした同国の現在の様子の切り取りや将来像の1コマも目にすることができた。現在のトレンドや改革の様子、テクノロジーやビジネスにおける変革模様、そして進行中のメガプロジェクトなどが披露された。まとめてこれらはサウジ王国における偉大な変革の時代を反映している。開発・多角化計画サウジビジョン2030が目指すところを反映しているのだ。

「今日私たちはこの先の3ヶ月間のドバイ万博2020でのモチベーションを表明し、サウジアラビア王国の文化を称えます」とハンバザザー氏は述べた。

「また私たちは国内で起きている偉大な変革ならびにビジョン2030に対する意欲を称えている。みなさん全員をサウジアラビア王国にご招待したい」と同氏は続けた。

この日のその他のイベントにはサウジ館のビジネス・コネクト・センターで催された「サウジ・ビジネス・ブリーフィング」があった。これは高官や企業経営陣が投資省の代表者と話し合いの場を持つイベントだった。各国や企業の代表団にはサウジ王国における投資機会・プロジェクトに関する最新情報が提供された。これには「紅海開発会社(TRSDC)」「NEOM」「ディルイーヤ・ゲート開発局」そしてサウジアラビア最大の不動産開発企業「ROSHN」といったさまざまなプロジェクトに関する最新ニュースが含まれていた。

サウジ・カルチャー・パレードが終わると、サウジ・エクスペリエンス・フェスティバルの一環としてアル・フォルサンパークの円形ランウェイを使った屋外ファッションショーが開催され、「1886」「R9 Designs」「Kaf by Kaf」「Reem Al-Kanhal」といったサウジアラビア人次世代デザイナーおよびレーベルの最新現代コレクションが披露された。

自身のレーベル「R9 Designs」の最新コレクションを披露したサウジアラビア人デザイナーのリーム・アル・ドッサリー氏は「私にとって初めてのファッションショーです。これほどのビッグイベントで母国を代表することができ、とても誇りに思います。私のブランドは私が祖先から受け継いだものと母国によってインスパイされたものです。文化とファッションの融合なのです」と語った。

彼女の最新コレクション「AlUla(アル・ウラー)」は古代の砂漠地帯の風景やその地域の伝統から連想されたものだ、とアル・ドッサリー氏は述べた。

同じくデザイナーのリーム・アル・カンハル氏はアラブニュースに対して「私のデザインの多くは現代的なサウジアラビア文化をもとにひらめいたものです。今回私たちは我がサウジ文化をもとに私が再生させた『Comeback(カムバック)コレクション』の服を出展しています。その一つである白のシャツはナジュド地方の文化からインスパイアされたものです」と語った。

またサウジ・エクスペリエンス・フェスティバルには伝統民芸コーナーがあり、サウジ王国の有名な「フラワーマン」も数人参加していた。繊細な花のヘッドピースで知られる彼らの多くはアスィール地方のカフターン族出身であり、来訪者は制作工程を見学し、作品を実際に被ることもできた。

祝福の1日の締めはアル・ワスルプラザで開催された夕方のサウジ文化ショーだった。ドームに設置された世界最大級の大型LED画面で生放送されたこのショーでは、サウジ王国の歴史の文化的豊かさと未来へ向けたエキサイティングな計画が表現され、視覚に訴える工夫に富んだ物語が展開された。

要人や政府高官、企業経営陣などが観客として見守るなか、オペラ歌手1人と奏者90人によるオーケストラのライブパフォーマンスやサウジ伝統文化を称える「アルダー」という剣の舞の実演が行われた。最後に、王国の素晴らしい過去を称え、明るい未来を見据える1日のフィナーレとして花火が打ち上げられた。

「私たちの文化、これまでの偉業、そして将来の目標を私たちは世界と共有しているのだ」とハンバザザー氏は締めくくった。

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