
マイ・アルマズーギ
ジェッダ:サウジアラビアでは、オミクロン株による新型コロナウイルス感染者数の急増が確認されており、今年初めの倍以上になっている。
日曜の記者会見でサウジ保健省報道官のムハンマド・アルアブド・アルアリー博士は、自国は現在新型コロナの感染拡大対策において重大な局面にあると述べた。
博士は人々が必要なワクチン接種およびブースター接種を受けることの重要性を強調した。
また、博士は人々に対しこの重大な局面においてマスクの着用、手洗い、ソーシャルディスタンスの確保といった予防策を実行するよう求めており、保健省は「免疫が命」だと呼びかけている。
サウジアラビアでは日曜に5,477名の新型コロナ新規感染者と1名の死者が確認された。
アルアブド・アルアリー博士はサウジアラビアでは感染数が急増しているが、重症者の数は昨年に比べて少ないとして、これはワクチンの効果と新型コロナ感染拡大を防ぐ国家的努力の結果だと述べた。
全国に設置された検査施設と治療センターはパンデミックの開始以来、数百万人を救ってきた。
Taakadセンターは無症状もしくは軽い症状の人々や、感染者と接触したと自認する人々に対して新型コロナウイルス感染症の検査を行っている。
Tetammanクリニックでは熱や呼吸困難などのウイルス症状がみられる人々に治療と助言を提供している。
保健省は日曜に、新型コロナワクチンの5歳から11歳の子どもへの摂取を開始したことも発表した。
サウジアラビア食品医薬品局がこの年齢層へのファイザー・BioNTech共同開発ワクチンの使用を承認したことをうけて、保健当局は昨年末に該当年齢層への新型コロナワクチン接種を開始した。重症化の恐れやウイルス感染リスクが高い集団に対して優先的に摂取された。
全国に587のワクチン接種センターを設置した保健省は、まだワクチン接種を受けていない人々に同省のアプリSehhatyを通じて接種のために登録するよう求めた。