
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア外務省は29日、28日のバグダッド国際空港を標的とした攻撃を非難した。
イラク軍によると、6発のロケット弾が空港施設に着弾し、民間航空機2機が損害を受けたが、死傷者はなかった。
サウジアラビア外務省は声明で、サウジアラビアがイラクの安定とその航空航行に対する脅威を拒否し、イラク政府とイラク政府が自国の安全を守るために取っている措置を支持すると付け加えた。
また、同声明で動機の如何を問わず、あらゆる形態のテロを拒否するサウジアラビアの立場を明確に主張した。
早朝に発射された複数のロケット弾は、国営航空会社であるイラク航空の待機場に駐機していた航空機数機に着弾した。
28日に発射されたロケット弾により、1機の航空機のコックピット部分にぽっかりと穴が開けられた。
今回の攻撃は、今年に入ってから米国やその同盟国、イラク政府機関を標的とした一連の攻撃がエスカレートした形だが、バグダッド空港を標的とした攻撃のほとんどは、空港施設の民間人エリアに大きな被害や影響を与えるものではなかった。
米国の攻撃により、イランのガセム·ソレイマニ司令官とイラクの民兵組織指導者アブ=マフディ·アル=ムハンディスが殺害されてから2年を迎えたことを受け、近年こうした攻撃が増加している。