

アラブニュース
リヤド: アラブ議会同盟は、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の人々、領土、そして主権を傷つけようとする、イエメンのフーシ民兵による企てを強く非難した。
この声明は、議会同盟がカイロで開催した第32回会議に続いて発表された。会議では、サウジアラビアのショウラ評議会議長を務めるシェイク・アブドゥラ・アル・アシェイク氏が王国の代表団を率いた。
同盟はまた、サウジアラビアおよびUAEを標的としたミサイルとドローンによる攻撃を非難し、それらはアラブ、そして国際的な平和と安全保障に対する直接の脅威であると述べた。
カイロでの声明は、両国が完全性と主権、そして市民および領土の安全を擁護する権利について、同盟の全面的な支持を確約した。
会議はアラブ議会と評議会に対して、安全保障理事会決議2216号および決議8725号の実施に協力するよう求めた。2015年に導入された決議2216号はフーシへの武器供給を禁止し、アラブ連盟理事会が今年発行した決議8725号は全ての国がフーシ民兵をテロ組織と見なすよう求めている。
アラブ議会議員らはまた、「フーシ民兵組織と停戦し、彼らがイエメンへ行なっている度重なる侵害に終止符を打たなければ、イエメンの危機を終わらせるための展望を開くことはできない」として、フーシ民兵が長期にわたって段階的に暴力を拡大し、国連安全保障理事会と市民社会からの平和の呼びかけを無視していると非難した。
会議は、地域的および国際的な紛争や論争の激しさを緩和し、世界の平和と安全を実現するための効果的な方法として、大量破壊兵器や核兵器から中東を解放することの重要性を強調した。また、平和のみを目的として原子力の先端科学を用いる重要性も強く主張した。
議会議員らは、アラブの人々がそれぞれの立場を統一して相違を乗り越え、あらゆる外的および内的課題に立ち向かうために議会が一体となって努力する必要性を強調した。
また同盟は、パレスチナとの確固たる連帯と、東エルサレムを首都とする独立したパレスチナ国家樹立への永続的かつ継続的な支持を繰り返した。
アラブ議会および評議会の議長らは、アラブ戦略を再構築し、議会外交を始動させる必要性について合意した。議会外交は、優先事項を調整するためにアラブ各国政府とその国会間の意思疎通を確保する上で、有用かつ効果的であることが証明されている。
会議は、アラブ諸国の安全と安心を確保して安定と成長を達成するために、アラブにおける全ての議論をアラブ圏内に封じ込めて解決し、地域的な干渉を防ぐことの重要性を強調した。