
アラブニュース
メッカ:メッカにある大モスクで日曜日、参拝者たちがソーシャルディスタンスを確保することなく朝の礼拝を行った。これは、「大モスク」や「預言者のモスク」を含む他のモスクでのソーシャルディスタンス確保の義務を解除する内務省の決定を受けたことによるものだ。
マスク着用は引き続き義務づけられている。
大モスクは安全な環境を提供している。参拝者が安全に礼拝や他の儀式が行えるよう、モスク内の空気は一日に数回浄化され、施設は全て最新技術を使って殺菌されている。
日曜日に発表された内務省の公式情報によると、二聖モスクをはじめとする王国内の全てのモスクでのソーシャルディスタンス確保を撤廃するが、マスク着用義務については継続する。
ハッジ・ウムラ省は、人が密集するのを避け円滑な移動を確保するため、ウムラ(メッカ小巡礼)と「預言者のモスク」内のラウダでの礼拝には「Eatmarna 」または「Tawakkalna」のいずれかのアプリを通して引き続き許可を取ることが必要だとした。
新型コロナウイルス感染症ワクチンのブースター接種や、公共機関を含む施設へ入る際やイベントに参加する際には、接種証明アプリ「Tawakkalna」で健康状態を確認する手続きを取ることなど、内務省は集団免疫獲得のための国家計画ガイドラインに引き続き従っていくことの重要性を強調した。
また同省は、上記の対策はサウジアラビア保健省が疫学的状況の進展に応じて行う継続的な評価の対象であると説明した。