
アラブニュース
リヤド:サウジ保健省は、同国への入国者に求めていた主要な新型コロナ渡航要件を廃止した。
サウジアラビアに到着する渡航者は、新型コロナのワクチン接種証明を提示する必要がなくなった。
また、サウジアラビアに出発する前にPCR検査を受ける必要もなくなり、到着時の隔離も必要ない。
同省は21日の夕方、ツイッター投稿の中でこの変更を発表した。
この決定は、新型コロナの陽性者数が減少し、現在4%以下となっていることから行われたものだ。さらに、サウジにおける12歳以上のワクチン接種率は99%に達している。
3月5日、サウジアラビアはコロナウイルスのパンデミック対策関連の予防措置のほとんどを解除した。
内務省は、屋外空間でのマスク着用とソーシャルディスタンス確保の義務を廃止した。
ただし、メッカとメディナの二聖モスクを含む、サウジ全土のモスク内でのマスク着用は引き続き求められる。
2022年3月6日、保健省のモハメド・アル・アブド・アル・アリー報道官は、新型コロナに関する定例記者会見を終了すると発表した。
「サウジは、ワクチン接種活動の拡大と地域の啓発プログラムの強化のおかげで、パンデミックをほぼ完全に克服した」と、アル・アリー報道官は述べた。
2020年3月4日には、サウジアラビアは国民と居住者のウムラの一時停止を決定していた。新型コロナの感染拡大を恐れて、当局は巡礼者がメディナの預言者のモスクを訪問することを禁止することも決定していた。
2020年10月、サウジアラビアは世界的なパンデミックによる約7ヵ月間の停止を経て、ウムラを再開した。