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サウジアラビア、国連とのパートナーシップ、開発と女性のエンパワーメントに向けての協力体制強化に意欲

サウジアラビアは、ニューヨークで開催された第66回国連女性の地位委員会に参加した。(Twitter/@UN_CSW)
サウジアラビアは、ニューヨークで開催された第66回国連女性の地位委員会に参加した。(Twitter/@UN_CSW)
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27 Mar 2022 04:03:16 GMT9
27 Mar 2022 04:03:16 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアは、開発と女性のエンパワーメントのあらゆるレベルと分野において、国連とその諸機関とのパートナーシップと協力体制強化への意欲を認めた。

また、国連サウジアラビア代表部の社会人道文化委員会の責任者であるスラファ・ビン・ハミッド・ムーサ氏は、自国の国内規則と宗教的・文化的価値と一致するものだけを受け入れ、同意するという約束を守る権利があることを強調した。

ムーサ氏は金曜日、ニューヨークで開催された国連で2番目に大きな政府間会合である第66回国連女性の地位委員会(CSW66)にて、以下のタイトルで講演を行った。「気候変動、環境、災害リスク軽減の政策とプログラムの文脈におけるジェンダー平等とすべての女性と女児のエンパワーメントの達成」

ムーサ氏は、サウジアラビアは環境と気候変動に対する義務を果たし、環境保護と気候変動の影響への対処に関連するいくつかの取り組みやプロジェクトを立ち上げることによって、必要かつ予防的な措置をとるために活動してきたと述べた。

また、これらのプログラムや政策決定において女性の参加に配慮することへの、サウジアラビアの熱心な姿勢について強調した。

ムーサ氏は、会期中に得られた合意事項の重要性について繰り返し触れた。特に、気候変動、環境、災害リスク軽減に関連する政策やプログラムにおいて、男女平等を達成し、すべての女性と少女の権限を与える上で、女性と少女の権利を認めること、また労働衛生と安全の条件を保証する労働環境を提供し、現場での労働に対して同等の報酬を与える必要性などについてだ。

女性に対する差別を禁止する法律や規制の枠組みを強化し、気候変動、環境、災害リスク軽減に関連する政策やプログラムの中で、女性に対する差別をなくすことに関連するすべての法律や政策の発展と活性化に取り組むことを呼びかけた。

さらに、最終文書を統合的でバランスのとれたものにするためには、公平かつ公正な方法で各国の国家優先事項を維持するために、国家主権を強化する項を含めることが不可欠だと述べ、社会の主要単位である国に関する穏健かつ明確な条文を、合意の上での結論に含めることが必要であると付け加えた。

ムーサ氏は、サウジアラビアには「国連で合意に至った結論とはみなされず、国連の原則、国内法、イスラム法に反する文書のテキストに含まれる、(異なる、あるいは一部重なる差別の形態を含む)条項は適用されない」と述べた。

ムーサ氏は、この文書の交渉プロセスは多国間の合意プロセスであると付け加え、可能な限り最善の方法で合意に達するために、より多くの協力、柔軟性、異なる視点の尊重を含む交渉セッションを呼びかけた。

ムーサ氏は、この文書に関する交渉会議の実施に伴う空間的・時間的な困難と、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに関する感染対策への配慮がいくぶん欠如していることを強調した。

ムーサ氏は、今後の会合ではこの点を考慮してほしいと述べ、彼女の発言を会合報告書に記載するよう要請した。

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