


ラマ・アルハマウィ
リヤド:サウジアラビアは日曜日、環境・水・農業省と地方自治・農村・住宅省の国家プログラムを通じて、400億サウジアラビアリヤル(106億6000万ドル)の食品廃棄の削減計画を開始した。
発足式と初回の関係役員会を兼ねた場でスピーチを行った地方自治・農村・住宅省マジッド・アル・ホゲイル大臣は、食の恵み、同国のイスラムの教えと価値観を守る重要性を強調した。
また、過剰で大量の食品廃棄が、食料安全保障と経済に打撃を与えていると述べた。
同王国の食品廃棄量が約400億サウジアラビアリヤルに達したことを明らかにし、複数の方法でこの問題に対処しなければならないと述べた。中でも最も重要なのは、食品廃棄物活用の積極的な方法を見つけるために地域社会と政府の活動を活性化することだった。
同プログラムの目的は、食品廃棄削減の取り組みにできるだけ多くの地域社会が参加できるように、持続可能な法人を設立することだと付け加えた。
同省は、資金援助やノウハウ、物流情報、地域社会の情報源を提供することで、目標達成を目指している。
環境・水・農業省アブドラマン・アル・ファディリ大臣は、非営利セクターへの同国の関心は、ビジョン2030の高い目標に沿った社会発展の一角を成すと述べた。
同省は、同セクターが国内総生産に貢献する戦略的目標を掲げており、今度のプログラムの立ち上げは、慈善事業の成長を支援する上で必要不可欠な取り組みとなっている。
両大臣は、食品ロス削減国家プログラム(National Program for Reducing Food Loss)が、持続可能性の達成と食品廃棄削減における地域社会の意識向上にプラスに働くことを期待すると表明した。
同プログラムは、食の恵みを守るという同国のイスラム教の価値観に沿って、消費行動の効率化、食品の廃棄量削減や廃棄率の低下の方法に対する地域社会の意識向上を目的としている。