アラブニュース
リヤド:「イエメンにおける正統性回復のための連合軍」は28日、王国に対する戦闘に参加していたフーシ派の捕虜163人を「人道活動」の一環として解放すると発表した。 国営サウジ通信(SPA)が伝えた。
「今回の解放は王国の以前の人道活動に基づくもので、イエメンの危機を終わらせ、平和をもたらすための努力を支援する意図がある」と、連合軍の広報官であるトゥルキ・アル・マリキ准将は述べている。
また、4月2日に発効した停戦を維持する国連の活動を支援し、イエメンの紛争関係者の対話を促す意図もあるという。さらに、イスラムの価値観や国際的な原則に基づいて捕虜や拘束者の問題の最終決着をはかる目的もある。
「連合軍は赤十字国際委員会と連携して163人の捕虜全員を解放し、サヌアに移送する手続きの最終段階に入った」とアル・マリキ氏は述べている。
また准将は、王国が「政治的・軍事的な利益や打算から離れ」、人道主義に基づいて捕虜や拘束者の問題に対処し、最終決着をはかることに前向きだとも述べた。
今のところ、ラマダン月の初日に始まったイエメンの停戦合意は概ね守られている。