
アラブニュース、ドバイ
サウジ開発基金(SFD)からの全面出資による新たな道路網がコモロ諸島で金曜日に開通と なった。
コモロ諸島連合のアザリ・アスマニ大統領は、政府高官並びにサウジアラビアのコモロ大使とともに、新たな道路網の開通式に列席した。この道路網によって、より速くより効率的に人々や物資が移動できるようになり、都会の中心地区への市場へのアクセスが向上することに なる。
新道路にはグランドコモロ島の空港と Qalawaを結ぶ23km道路や、アンジュアン島の12kmに及ぶDundee-Langoni道などが含まれている。
SFDは約82万人の人口を有するコモロ連合の7つのプロジェクトに出資しており、価値総額8千万ドルを上回る。 これらのプロジェクトは交通、医療、教育、可動式水供給など、この島国における様々な分野をサポートしている。
コモロ連合のアスマニ大統領は、サウジアラビアによる貢献とコモロの開発計画への支援について、開通式で賞賛の言葉を述べた。
SFDの顧問を務めるIbrahim Al-Turki氏は、「SFDとコモロ連合政府には、長年にわたる協力体制の歴史があります。我々の働きかけは、コモロの人々の生活水準を向上させ、新市場へのアクセスを可能にさせることによって確実に中小企業(SME)を発展させていくことを目的としてい ます」
SFDは持続可能な開発援助への最大の貢献者の一つであり、1975年以来コモロ連合の安定と繁栄の促進に寄与している。SFDはローンや助成金制度を通して、1,000以上の国際的開発プロ ジェクトに財政的な貢献をしている。