
アラブニュース
リヤド:サウジアラビア外務大臣のファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード王子は、対ダーイシュ国際有志連合の加盟国に対し、テロ組織であるダーイシュの徹底的な排除に向けた努力を今後も継続するよう要請した。
外相は、11日にモロッコで開催された融資連合会議での演説で、次のように述べた。「ダーイシュ組織の脅威が依然として存在しているという事実を我々は忘れてはなりません」
そして、「これは、誰もがダーイシュを徹底的に排除するための努力と連携を今後も続けていく必要があるということです」と続けた。
また、イラクとシリアにおけるダーイシュの拡大・拡散を阻止するために融資連合が果たしている重要かつ目に見える役割を、サウジアラビアは大きく評価していると強調した。
さらに、サウジアラビアは融資連合の努力を支援する確固たる立場を今後も維持すると付け加え、イラクが安定し、その影響力と主権が全領土に広がることをサウジアラビアは強く願っていると強調した。
外相はまた、イラクの努力を称賛し、過激派組織であるダーイシュの排除に向けた国際有志連合との継続的な連携を称えた。
外相は、サウジアラビアはイラクにおける復興プロジェクトを支援し、シリアの解放地域の安定化に向けた取り組みを支援し、それらの地域の治安と経済の安定化の実現を強く願っていることを強調した。また、サウジアラビアは無数のセンターを設立していることも付け加えたが、なかでも最も重要なのが、「エティダル」とも呼ばれる「過激派イデオロギーとの闘いのためのグローバルセンター」であり、この施設は過激派メッセージに対抗するために地域や国際レベルで機能しているという。
外相はまた、アフリカ全域でダーイシュの脅威に対処するための文民能力開発プログラムに融資連合が着手することを可能にする、融資連合アフリカ・フォーカスグループに対しても、サウジアラビアの支持を改めて表明した。