
ジュネーヴ:サウジ赤新月社のジャラル・アル・オワイシ社長は、国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)傘下での国際組織活動に大きな関心を持っていると述べ、複数のレベルにおいて国際的プレゼンスを示したい意向を繰り返した。
サウジ通信によると、アル・オワイシ社長の発言は、ジュネーヴで開催中の第23回IFRC総会の傍らでなされたものだ。
IFRCは、192ヶ国以上の赤十字・赤新月社で構成される国際機関で、世界最大の人道支援ネットワークだ。
IFRCは、紛争、飢饉、災害、健康危機において、性別、人種、宗教、政治的所属に関係なく、困窮する全ての人々に支援と援助を提供することを目指している。
アル・オワイシ社長によると、1919年に設立されたIFRCは、人道支援活動を鼓舞・奨励・促進し、人々の苦しみを和らげ、地震や洪水などの被災者を支援する救援活動を実施することを目的としている。また同社長は、1500万人近くのボランティアがIFRCに協力して人類のためにこれらの目標を達成しようとしているとして、長期的サービス、開発、災害対応プログラムを通してIFRCの支援は世界中で毎年約1億6000万人に届いていると述べた。
同社長によると、サウジ赤新月社は80年以上前にサウジアラビアにおいて、巡礼者にサービスを提供するために全国慈善航空救急協会として設立された。
慈善組織として設立されたその時以来、いくつかの段階を経て、サウジアラビア国内でのサービスを簡素化し国境を超えて人道支援を展開する統合組織へと生まれ変わった。
サウジ国営通信