
カイロ:アラブ議会のアデル・アル・アスーミ議長は7日、ハッジ巡礼者へのあらゆる面での対応について、サウジアラビアのサルマン国王とムハンマド・ビン・サルマン皇太子の多大な努力を称賛した。
アル・アスーミ議長は声明の中で、そうした努力はイスラム圏全体の大きな誇りであり、国王とその政府による寛大な配慮を反映していると述べた。そして、ハッジの儀式をスムーズに行うための各省や機関の対応に、そうしたことが表れていると続けた。
7日には、世界各地から100万人の巡礼者が聖なる都市メッカに集まり、ハッジの儀式を開始した。ハッジは毎年実施されてきたが、コロナウイルスの大流行による混乱もあった。7日の巡礼はコロナ以降で最大規模となった。
議長は、王国の「ビジョン2030」における複数の戦略イニシアチブの立ち上げに、そうした努力を見て取ることができると述べた。「ビジョン2030」には、ハッジ・ウムラの分野を発展させることでサウジアラビアの指導力を高めようという意図がある。
議長はまた、巡礼者の健康と安全を確保する予防対策の強化など、受け入れに関する王国の様々な取り組みにも賛辞を送った。そうした取り組みは、巡礼者が安心・快適に儀式を実施できる環境づくりにつながった。
アル・アスーミ議長は、王国の不断の努力は今に始まったことではないが、コロナ禍での2年を経た後の危機管理において、人々を勇気づけるような模範を示したと述べた。そして、サウジアラビアは、非常に困難な状況下で巡礼者が遭遇する可能性のある危険を克服し、儀式をつつがなく実施し、巡礼者の健康に最大限配慮する力を全世界に示したと語った。
サウジ国営通信