
アラブニュース
メッカ:メッカ地域総督兼中央ハッジ委員会会長のハーリド・アル・ファイサル王子は、2年間の新型コロナウイルス感染症による制限を経て、初めて約100万人の巡礼者を迎えた今年のハッジシーズンは成功だったと述べた。
ハーリド王子は国営通信社SPAの報道の中で、「今年の巡礼は、セキュリティや、サービス、健康の面で成功したと発表できることをうれしく思います」と述べた。
また、巡礼中の事故や、感染症、病気の発生は記録されていないとも付け加えた。
ハーリド王子は、この成功は、政府が巡礼者のためにスムーズで安全なハッジの開催を保証するために捧げた広範な財政支援や、プロジェクト、スタッフのおかげであるとした。
また、世界各地から来る巡礼者のために、警備員や医療スタッフが尽力したことを賞賛した。
一方、サウジアラビアのファハド・アル・ジャラジェル保健大臣は、今年のハッジにおける巡礼者の新型コロナウイルス感染症の発症は38件にとどまり、健康プロトコルに従って迅速に対処されたと述べた。
当局が策定した健康計画が成功したことを挙げ、アル・ジャラジェル保健大臣は、巡礼者の間で病気の発生がなかったことも認めた。
彼は、230以上の医療施設が聖地巡礼者に専門的な医療サービスを提供したと述べた。また、2万5千人以上の医療従事者と2千人以上のボランティアが13万人の巡礼者に医療サービスを提供した。
ハッジシーズン中、医療関係者は10件の心臓切開手術を行い、187件以上の心臓カテーテル検査と447件の腎臓透析を実施したと、保健大臣は述べた。
SEHA・バーチャル病院は、2,000人以上の巡礼者に医療サービスを提供した。
アル・ジャラジェル保健大臣は、医療スタッフの働きと、安全なハッジ開催を保証するための医療サービスの完全な連携を賞賛した。