
エファレム・ コッセイフィ
国連、ニューヨーク:サウジアラビアの新しい国連常駐代表であるアブドルアジーズ・アル・ワシル氏は、アントニオ・グテーレス事務総長に信任状を提出した。
アル・ワシル氏は、11年間の在任を終えたアブドゥラー・アル・ムアリミ氏の後任としてサウジアラビアの国連常駐代表に就任した。
アル・ワシル氏はグテーレス事務総長と面会し、事務総長の2期目の継続的な成功を祈願した。両者はサウジアラビアと国連の緊密な連携とその関係を強化する方法について話し合った。
アル・ワシル氏は1999年に外交官となり、リヤドの外務省の国際機関部門に勤務した。その2年後、オーストラリアのキャンベラのサウジアラビア大使館に移り、臨時代理大使の役割を担った。
2007年にサウジアラビアに帰国してからは、外務省の多国間関係局において人権を中心とした多国間業務に従事した。その後、ジュネーヴのサウジアラビア政府代表部に移り、ここでも人権に関する業務を約5年間行った。主に人権問題を扱った多数の論文を多くの言語で発表している。
2013年にはイギリスのロンドンに移り、サウジアラビア大使館の公館次席となった。その3年後、駐ジュネーヴ国連サウジアラビア政府代表に任命された。
外交官となる以前は、リヤドのキング・アブドルアジーズ軍事大学の講師や、米国のマーシャル大学政治学部の助講師など、公共および民間部門で複数の職を経験した。