
アラブ・ニュース
ジェッダ:月曜日、国家サイバーセキュリティ局がCyberICの立ち上げを発表した。CyberICは、サウジアラビアのサイバーセキュリティ部門を発展させるための新しい計画だ。
この計画は、国家当局と働くサイバーセキュリティ専門家の能力を向上させ、サイバーセキュリティ分野の製品、サービスおよびソリューションの開発とローカライズを促進することで、サイバーセキュリティに関する国内のエコシステムの活性化を目的としている。
CyberIC計画の目的は、国際的なベストプラクティスに沿う形で、1万人以上のサウジアラビア人の技術を向上させ、サウジアラビアにおけるサイバーセキュリティの幅広い分野を活性化させることだ
計画の第一段階では、サイバーセキュリティや関連分野に携わる国家機関の職員に対する研修の提供や、サイバーセキュリティ分野を活性化させるための活動の促進など、多くの取り組みが行われる。
また、本計画の第2段階では、サイバーセキュリティ分野で国際的な権威のある大学と協力し、情報セキュリティ責任者に向けてプログラムを提供する予定だ。
CyberICのコースには実際のサイバー攻撃やインシデントを想定した仮想的な演習が含まれており、参加者はサイバーセキュリティの最も重要な課題に対処するための技術が身に付く。
このプログラムは主に、イノベーションと起業家精神、サイバーセキュリティ担当者、サイバーセキュリティの教育者、新卒者、サイバーセキュリティスペシャリストおよび法執行機関の6つ分野に基づいている。
CyberICは、国内におけるサイバーセキュリティ分野のスタートアップ60社以上を支援することで、サウジアラビアのサイバーセキュリティ産業の成長をサポートすることになる。40社はすでに立ち上げられており、残りの20社は本計画を通じて設立される予定だ。