
アブハー:サウジアラビア王国がドラゴンフルーツの生産拡大を計画している。ドラゴンフルーツはたいへん貴重な商品であり、また、他の農作物と比べ水の消費量が少ないためである。
サウジ通信(SPA)の木曜の報道によれば、この発表は環境水資源農業省が主催するワークショップで行われた。
「王国における有望な作物に関する科学的研究」と題されたこのワークショップは、同省が「持続可能農業研究開発国立センター(Estidamah)」の協力を得て、同センター本部で開催した。
ワークショップに参加した専門家や研究者たちは、同国の食糧生産産業を発展させるために利用できる可能性のある、先進的な農業システムに関するいくつかの研究について議論した。
同省の研究者であるラフマ・ナセル・ジェリーズ博士は、ドラゴンフルーツの生産は、これから地元で生産されるいくつかの作物のうちの、最初の作物になるだろうと述べた。この動きは、非石油産業の拡大を目指す王国の「ビジョン2030」の一環をなすものである。
ジェリーズ博士は論文『3つの環境条件下におけるドラゴンフルーツの生育と生産性に関する研究』を発表し、ドラゴンフルーツが世界で最も高価な食品の1つになっていることを示した。
サボテンの親戚であるドラゴンフルーツは、熱帯地域や亜熱帯地域で育ち、他の作物に比べて水の消費量が少ない。そのため、水を節約して他の農作物を育てるために使うことができると、SPAは伝えている。
また、このフルーツにはいくつかの栄養的な利点もある。
SPA