
アラブニュース
リヤド:駐米サウジアラビア大使は10月25日火曜日、サウジとアメリカの間の不一致は、「政治的なものではなく」、「純粋に経済的なもの」だと述べた。
リーマ・ビント・バンダル王女はCNNの番組で、司会のベッキー・アンダーソン氏に対しサウジアラビアは「もはや政治には関与せず、歴史的にそうであったように、エネルギー市場を通じて経済のバランスと安定を図る役割を務めている」と話した。
「明らかに、両国の立場には不一致があります。多くの人がこの不一致を政治化しようとしていますが、サウジアラビアの立場を直接お伝えしましょう。これは政治的対立ではありません。純粋に経済的な問題であり、40から50年にわたるマッピングとトレンド分析で蓄積された知識に基づいてそう言えるのです」と王女は付け加えた。
サウジアラビアが対ウクライナ戦争でロシアの側に立っているという非難に反論して、リーマ王女はサウジアラビアが実際には、この紛争で「仲介者にして連絡役」として機能していると指摘した。
「ロシアとの間に築いてきた関係により、戦争捕虜の解放が実現しました。そこにはアメリカ人2名、イギリス人5名、クロアチア人1名、およびその他の国籍の人々が含まれています」
「我々はウクライナに人道的支援を行っており、4億ドル以上を援助しました。また、ウクライナおよびポーランド当局との協力のもと、1,000万ドルを拠出してウクライナを脱出してポーランドへ向かう難民が安全に到着できるよう支援しました」
「我が国が行っているのはこうしたことです。これが我々の行動の真の意味です。これで、ロシアに肩入れしていると言えるでしょうか?そうは思いません」と王女は述べた。
リーマ大使はまた、サウジ・アメリカの戦略的関係の改革に向けた話し合いは、正しい方向への動きだと指摘した。
王女はさらに、以下のように付け加えた。「多くの人が、サウジとの関係を改革する、あるいは見直すことについて話しています。私が思うに、これは良いことです」
「サウジアラビアは、5年間のサウジアラビアではありません。10年前とも大きく変わっています。ですから、これまでの分析はことごとく、もはや通用しないのです」
「サウジは若い国です。若い指導者を持ち、世界とこれまでにない仕方で関わろうという野心と目標を抱いています」