
アラブニュース
リヤド:ファイサル・ビン・ファルハーン王子兼サウジ外相によると、近日中にリヤドにて開催予定の3回の首脳会議には、サウジ王国や湾岸協力会議加盟国、さらに広範なアラブ世界が自国と自国民のさらなる成長と繁栄を追求するために、中国との協力を強化し、戦略的関係を促進するという、各国が共有する決意が反映されているという。
ファイサル王子は、「サウジ王国と中国は、国際的な発展と変化を生み出すという観点から、戦略的かつ緊密な関係を結んでいます」と述べた。
そして、二国間の関係は友情、相互信頼、協力、継続的な連携が特徴であるという王子の言葉を国営サウジ通信が報じた。
ファイサル王子は、中国の習近平国家主席が7日夜、3日間の公式訪問のためにリヤドに到着した際に、このように発言した。習国家主席は3日間で、サウジ・中国首脳会議、協力と開発に関する湾岸諸国・中国首脳会議、協力と開発に関するリヤド・アラブ中国首脳会議に出席する予定である。
ファイサル王子は、サウジと中国のハイレベル協議が、多くの分野における両国間の関係発展に寄与していることを称賛した。そして、サウジアラビアのビジョン2030の開発と事業の多角化計画、並びに中国の一帯一路構想を背景に、両国の経済関係は急速に進展しており、協力、持続可能な開発、相互利益のために将来有望な機会を提供できると述べた。
2018年以降、サウジ王国の貿易相手国のトップが中国であり、2021年の二国間貿易額は前年比39%増の3090億リヤル(821億ドル)であると締めくくった。