

アラブニュース
リヤド:アメリカ合衆国フィラデルフィア州で刺殺された25歳のサウジ人学生の遺体が帰国し、家族と対面を果たす。ワシントンのサウジアラビア大使館が明らかにした。
アル・ワリード・アル・ゲライビ氏は1月23日、フィラデルフィア州ジャーマンタウンの共同住宅で、アメリカ人で19歳のニコル・マリー・ロジャース容疑者に襲われ、死亡したとされる。
警察によると、被害者の携帯電話とともに貴重品もなくなっていた。
容疑者は盗難、殺人、武器所持の罪で起訴されるという。
被害者の叔父、モハメド・アル・ゲライビ氏はサウジの報道局Sabqに、容疑者は甥と同じ建物の住人で、襲撃後現場から逃走したと語った。
駐米サウジアラビア大使であるリーマ・ビント・バンダル王女は遺族に哀悼の意を表し、「この困難な時に彼らを全力で支える」と表明した。
27日の声明で、サウジ大使館は「事件当日より、ニューヨークのサウジ総領事館と連携して、深い悲しみとともにアル・ワリード・アブドゥラー・アル・ゲライビ氏殺害事件の推移を見守っている」と述べた。
大使館は、容疑者は現在取り調べ中であるとして、事件発生以来の米当局の協力に謝意を表明した。