


サウジアラビア電子機器・家電製品研修所(SEHAI)が1月28日、日本の経済産業省(METI)との協力で省エネルギーセミナーを主催した。
このセミナーは、サウジ省エネルギーセンターとのパートナーシップで、在リヤド日本国大使館の後援の下で開催され、三宅浩史在リヤド日本国大使館臨時代理大使も出席した。
SEHAIのイスマエル・モハメド・ムファレ常任理事は、同セミナーはエネルギー消費の合理化と、様々な業界の効率の向上に取り組むことを目標に定めていると語った。省エネの他に、SEHAIの研修生には、エネルギー節約の分野での総合的な研修を受ける機会が提供されると話した。
三宅浩史大使も講演で、省エネルギーとエネルギー節約の重要性を強調し、日本はサウジアラビアの政策決定プロセスに多大な貢献をしてきたと言及した。実際、日本政府は省エネの多くの分野で王国と協力しており、一方の王国は、家庭器具向けの多くの重要な省エネ政策、つまり、省エネ基準やラベル表示制度を成立させてきた。
省エネをどのように実現させることができるのかや、それぞれの専門技術に基づき王国で省エネを推進するアイデアについてのSEHAI研修生のプレゼンテーションも行われ、これは、省エネの意識、特に若い世代の間で意識を高めることが、持続可能なエネルギーの節約を実現し、推進する上で重要だというセミナーの重要な目的の1つを示すものとなっている。
SEHAIは、電子工学、オフィス機器、家庭器具、エアコン、ディーゼルエンジンなどの分野で新たな技術職の雇用を生み出すサウジと日本の共同研究機関で、同機関は日本人の専門家の技術サポートも受けている。