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リヤド：駐サウジアラビア日本大使は21日、天皇陛下の63歳の誕生日を祝うレセプションをリヤドで開催した。

レセプションは、サウジの首都リヤドにある岩井文男駐サウジアラビア日本大使の公邸で行われた。リヤド州副知事であるムハンマド・ビン・アブドル・ラフマン・ビン・アブドルアジーズ王子のほか、外交官、要人、公共・民間部門からの来賓が主席した。

岩井大使はレセプションでのスピーチの中で、この会が第一次サウード王国建国記念日の前日に行われていることに言及したうえで、両国間の長きにわたる友情と互恵的な関係を強調した。

同大使は次のように述べた。「私たちはサウジアラビアの急速な変化を日々目の当たりにしていますが、決して変わらない面もあると私は信じています。サウジアラビア王室と日本の皇室の間の特別な絆はその一例です」

また、両国が「日本・サウジアラビア・ビジョン2030」にコミットしていることを指摘した。この構想は昨年行われた一連の閣僚級交流を通して一層強化された。サウジの外相であるファイサル・ビン・ファルハーン王子による7月と9月の2度にわたる日本への公式訪問などだ。

昨年11月に東京で行われた第6回日・サウジ・ビジョン2030閣僚会合にハーリド・アル・ファーレフ投資相が出席したこと、また12月に西村康稔経済産業相がリヤドを訪問したことも言及された。

「これらの訪問は、両国政府間の関係を強化するための素晴らしい機会になるとともに、新たなビジネス展開につながり、15件の了解覚書が結ばれました」

そして、2022年に多くの日本企業がリヤドでオフィスを開いたことが言及された。アステラス製薬、ITセキュリティ企業のトレンドマイクロ、ヘルスケア企業のシスメックスなどだ。一方、空調機メーカーのダイキン工業はラウダット・アル・スダイルに工場を設立した。

岩井大使は出席者らに対し、サウジアラビアの全13州を訪れる中で、ビジョン2030改革プランが幅広く支持され、また継続的に実行されていることに感銘を受けたと語った。

さらに、2025年が両国の国交樹立70周年にあたることに言及した。

「両国が具体的かつ未来志向の成果と共にこの重要な年を祝えるようにするために、サウジアラビアとのより緊密な協力に期待しています」